ネクオロでした
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零の使い魔。~第12.5話~
2008-04-13 Sun 20:07
*今回は繋ぎの御話なので、かなり短いです。週末にはちゃんと(?)した長さで13話を掲載致しますので、暫し御待ち下さいませ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

さあ、謝罪しに行くぞ―――!

                                                  <ダンケ>

どうかご無事で……。

                                                  <シエスタ>

零の使い魔。~光~

 ……知らない天井だ。
 ごめん、本当は知っている。
 この天井は間違いない、ルイズの部屋の天井だ。
 ただ問題なのは、天蓋に区切られた天井が見えるということ。
 これの意味することはつまり……俺は天蓋つきのベッドで寝ている。OK?
 一人でボケても意味がないので、体を起こす。
 違和感を覚えて頭に手をやれば、包帯が巻かれていた。
 次いで視線を下にずらせば、何故か上半身が裸にされていた。
 但し、体も包帯でグルグル巻きにされていたので大丈夫。
 何もやましいことは起きていません……たぶん。
「お目覚めですか? ダンケさん」
「……シエスタ、か」
 部屋の入口に立っていたのは、あのメイドさんだった。
 その手にはパンとスープの載った皿が握られている。
「心配しました。二日間も目を覚まさないから」
 側にあった机に皿を置き、シエスタは俺に歩み寄る。
 心配したという言葉通り、その顔には不安の色が見て取れた。
 ……うわぁ、俺はまたしても迷惑をかけてしまったのか……。
 つか、二日も寝ていたってどんだけ疲れていたんだ俺は。
「……すまない。迷惑を……かけた」
「い、いえ、いいんです! だから今はまだ休んでてください!」
 ベッドから出て謝罪しようとしたが、シエスタに押し戻されてしまった。
 華奢な外見に似合わず、意外と力があるらしい。
 日頃の仕事の賜物かな。
「……主は?」
 見渡してみるが、この部屋の主人たるルイズの姿が見えない。
 これはちょっとおかしくないか?
 大体、俺がベッドで寝ているということ自体が不自然だと言うのに。
 しかし俺がそう尋ねると、途端にシエスタは表情を曇らせた。
 口ごもり、何を思案するように俺の顔を時折覗き見ている。
「ミ、ミス・ヴァリエールは……その、ちょっとした用事があって……。あ、でもすごくダンケさんのことを心配していたんですよ! 二日間寝ずに看病してたくらいで……」
「……そうか」
 あぁ、やっぱり俺はまた彼女に迷惑を……。
 ホントに情けない男だぜ、俺は。
 年下の女の子にここまで迷惑をかける野郎は珍しいだろう。
「ならば……礼を言いに行かなくてはな」
 高級そうな(実際高級なんだろうが)ベッドから立ち上がる。
 動かすと多少腰が痛いが、まあ礼を言いに行くだけだし問題はなかろう。
 側に畳んであった服を手際良く身に着ける。
「えっ!? ど、どこに行かれるんですか、ダンケさん!? まだ安静にしてないとダメなんですよ!」
 やけに驚くシエスタについつい苦笑する。
 別に、戦いに行くわけじゃないのになぁ。
 護身用として、壁に立てかけてあったデルフリンガー(通称・デルフ)を装備する。
 誰かが拾っておいてくれたのか、短刀もその側にあるが……これは別に要らないだろ。
「おお、相棒! 早速俺の出番ってわけか。嬉しいねぇ!」
「……ああ」
 とは言ったが、礼を言うのに剣を振る必要はあるんだろうか?。
 兎に角、準備完了……さぁ、行くか!
「あ、あの、ダンケさん!」
 出口に足を向けた直後、シエスタに袖を掴まれてしまった。
 俺に何か用でもあるんだろうか?
 メイド少女はしばし言うか言うまいか迷った素振りを見せた後、俺の目を見つめながら言った。
 その大きな黒い瞳が潤んでいる。
「詳しいことはわかりませんが、ミス・ヴァリエールたちは近隣の森に行ったそうです。もう私は止めません。だから……必ず戻って来てくださいね?」
「……無論」
 大げさだなぁ、とも思ったが、折角の好意を無碍にすることもできず、頷いておく。
 と言うか、近隣の森とはやけにアバウトな。
 鹿狩りにでも出かけたんだろうか? 
 貴族というくらいだから、さすがに釣りに出かけたわけじゃないだろうし。
 ボケッと突っ立っていたら、右の頬に何か柔らかいものが当たる感触。
 何事かと視線を向ければ、シエスタがはにかんでいた。
 ……え。まさか。
「お、おまじないです……。ダンケさんたちが、無事で戻って来られますようにって」
「…………」
「相棒、貴族の娘っ子にバレたら殺されちまうかもな!」
 お願いだから、それだけは勘弁してほしい。
 殺される理由はサッパリだったが。
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この記事のコメント
読ませてもらいました。零の使い魔。
面白いですねー。

主人公の勘違いと周りの勘違いがなんともwww

続き、がんばってください!

2008-04-14 Mon 14:03 | URL | Fat #mQop/nM.[ 内容変更]
もててますな、ダンケ
ルイズに知れたらマジで殺られるなw

フーケ討伐に向かったと思われるルイズ達と
合流した後どうなるのやらw

続きが楽しみです。




2008-04-14 Mon 18:33 | URL | ノット #-[ 内容変更]
読みました♪
お久しぶりです、アルトです
ダンケが眼を覚ましましたね
ルイズたちはフーケ討伐に向かって既に出発しているようですし、
ダンケは間に合うんでしょうか
今後も楽しみにしています
それでは本日はこのあたりで
お返事お待ちしております
2008-04-14 Mon 19:43 | URL | アルト #-[ 内容変更]
礼に行く=>傷の仕返し。礼に行く=>怪我を治してくれたお礼。
日本語って難しい(笑)
2008-04-15 Tue 19:31 | URL | 電磁砲七号 #-[ 内容変更]
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