ネクオロでした
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リリカル勘違い(?)&注意書き
2008-08-17 Sun 12:23
どうもです。ネクオロです。

反響が多かったので、お約束通りに無印なのはの勘違い(?)ものを掲載致します。

一応、零のプロトタイプという位置づけにはなっていますが、主人公の性格はまるっきり別ですし、勘違い要素も微妙に薄いかもしれません。読まれる方はその点をあらかじめ御了承して頂けた上で宜しくお願いします。

第一話は原作キャラの登場は一切ありません。オリキャラのみによる、オリキャラの物語となっております。第二話からようやく原作キャラが登場します。なので、さすがにオリキャラだけを載せるのはまずいと思い、二話目まで掲載しておきました。今になって見直せば、一体なにを思ってこれを書いていたのか、さっぱり判りません。きっとなにか思うところがあって書いていたのでしょうが。

兎に角、リリカル勘違い(?)をどうぞ。続きを読むから見ることが出来ますので。
  第一話  それは全ての始まりなの! 最速の騎士と……ベ○―ドさま?


 前方には触手みたいなのが大量に生えた、黒くて大きな球状の化け物。
 体の真ん中にあるギョロリとした目が不気味だ。
 特に、ロリコンの奴等は見ただけで震え上がるのではないだろうか?
 後方は……いつのまに回り込まれたのか、奴の触手の伏兵。
 このまさに絶体絶命の状況の中、俺は不思議と落ち着いていた。
 別に生きることを諦めたわけじゃない。
 ただ、俺には奴等と戦うための武器を持っているから冷静なだけだ。
 ……というより、正直目の前の化け物よりも俺は自分の持っている武器の方が怖い。色んな意味で。
『マスター、起動キーの詠唱を早く』
「い、いや、そもそも俺の魔力じゃジュエルシードの封印なんて出来ないわけで……」
 右手に巻いてあるリストバンド。
 その中央にはめ込まれた灰色の宝石がぴかぴかと明滅している。
 真っ当な人間が聞いたら驚く可能性大だが、実はさっきの会話の一端はコイツが行っていたりするのだ。
 コイツの名前は〝ガルウイング〟。
 本人(?)曰く、長距離高速移動用インテリジェント・デバイスとかいうややこしい機種らしい。
 いまになって思えば、バイトの帰りにコイツを公園で拾ったのが全ての間違いだった気がする。
 ジュエルシードというのは願いを叶える宝石のことらしいが、それがかなり歪んだ性格の持ち主らしいことは現在進行形で相対している俺にははっきりとわかった。
『ご謙遜を。確かにマスターの魔力は決して高くはありません。いや、むしろ低い。しかし、あなたには長期に渡る実戦によって培われた戦闘センスがあります。封印することはかなわなくても、撃退することぐらい出来る筈ですよ』
 ……むしろ低いって……ダメじゃん。
「あ、あのだから、お前は勘違いしているみたいだけど、俺には実戦経験なんて無くてね? つい先日まで平和な暮らしを謳歌していた―――」
『マスター、来ますっ!』
「ちょっ!? だから少しくらい人の話を―――!? せ、せせ、セタップッ!」
『―――Ready. マスター、ご武運を!』
 なにかとこちらを過大評価するデバイスに無理やり背中を押された形で、BJ(バリア・ジャケット)をまとう。
 このBJは使用者のイメージを基にして形作られる……らしいのだが、なぜか俺の場合はデフォルトで形が決められていたように感じる。
 体を包むのは白銀色が眩しい、流線型の鋼の装甲。
 傍から見ればぶっちゃけ、ロボットのような外見を持つのが俺のBJである。
 強いて特徴を挙げるとするなら、背中にくっついている妙に巨大なブースターだろうか。
 円筒形の―――いわゆる宇宙ロケットのような形をしていながら、その中央には回転式拳銃に用いられている回転式弾装(シリンダー)が埋め込まれているという、ちぐはぐな形状のそれ。
 ガルウイング曰く、これは非常時以外に使用することは出来ない仕様らしい。
 俺としてはずっと封印しておいて欲しい代物の一つである。
 あの形状からして、どうせろくなものじゃないのは明らかだ。
『マスター、危ない!?』
「―――っ!」
 考え事に夢中になっていたせいで、すっかりあの触手のことを失念してしまっていた。
 ガルウイングの声にハッと我に返った俺の視界に飛び込んできたのは、こちらに伸びる無数の触手。
 しかもその全ての先端が槍のように尖っている。
 当たったら痛いとかそういう問題じゃない攻撃だ。
「ぼ、防御っ!」
『―――Ready, Round Shield』
 俺の両腕だけを覆うようにして半透明の膜が現出する。
 魔力に乏しい俺では、バリアを貼るにもこれが精一杯なのだとか。
 大抵の魔導師は全体を覆う球状のバリアを貼ることが出来るらしいのだが、俺は両手を守るのが限界。泣けてくる。
 これじゃあ、まるでピ○ポイントバリアじゃないか―――って、いまなぜか伏字になった気がするな。
 頭部を守るようにして両腕を構えたまま、後方に大きく飛び退く。
 しかし、俺は大事なことを失念していた。
 いまの俺は分厚い装甲状のBJを装備している最中。
 ほかの魔導師さんのBJがどうなっているかは知らないが、俺のBJは見た目同様にかなりの重量を誇っているのだ。
 そんな鎧野郎が、バックステップで敵の攻撃を華麗に回避などという芸当が出来るだろうか?
 答えは否―――断じて否である。
 自重に負け、仰向けに倒れこむ馬鹿が一人。
 背のブースターが大き過ぎるために完全に倒れることも出来ず、中途半端な体勢のままその場に固着してしまう。
 メカチックな―――というよりメカそのもののヴァイザー内には、いままさにこちらに向けて降り注ごうとしている触手の群れが映し出されている。
 あれだけの数だ。
 両手を守れるかも怪しいこのチンケなシールドじゃあ、数発防ぐことが出来ればいいほうだろう。
 俺はあのうにょうにょした槍に貫かれて絶命するというわけか……。
 どうせならもっとこう、誰かを守るためとか、どこかの誰かの笑顔を守るためにとかいう理由で散っていきたかった―――って、どうして散ることが前提になってるんだ、俺の思考は!?
 だいたい、こういう危機的状況になれば新しい呪文やら、秘めたる潜在能力が覚醒したりするのが世の断りじゃないか。
 きっと、きっと俺にもなにか光明がある筈だ―――!
 そのとき、俺の脳裏にある文字の羅列が閃いた。
 それはガルウイングに始めから記録してあった怪しげな呪文。
 話を聞く限りでは、この呪文こそがガルウイングを高速移動型デバイスたらしめているらしい。
 嫌な予感がひしひしとする呪文だが……迷っている暇はなかった。
「フォーカス・ブースト―――起動っ!」
『―――Ready, 〝Focus Boost〟!!』
 刹那―――音が消えた。
 なにが起きたのかわからないが、目の前には眩しいほどに輝く太陽が見える。
 あと、体がすごく痛い、どこがどう痛いというレベルじゃなくて全身が余すことなく痛い。
 泣きそうだ……あ、いま涙が頬を通っていったよ。
『マスター、お見事でした! 敵、ジュエルシード寄生体は一時的にとは言え、活動を停止中。残念ながら封印は出来ませんが、いまならばジュエルシードに寄生されている現地生命体を切り離すことが出来る筈です!』
 ガルウイングの声がキンキンと脳に響く。
 コンディションの悪さもあいまって、吐きそうだ。
「い、いや、俺にはなにがなんだかさっぱり。つか、すげぇ体の節々が痛いんですけども」
 なにやらえらくご機嫌なガルウイング。
 彼女(彼? 声だけで判断するなら女……だと思う)には俺の身に起きた出来事が理解出来たらしいのだが……。
『それにしても魔力の少なさを逆に利用し、本来ならば単なる移動用に過ぎない自分を攻撃に転用するとは……さすがですね、マスター!』
「た、頼むから、人の話を聞くだけのゆとりを持ってくれ。……で、いったい俺の身になにが起こったの?」
『なるほど、マスターレベルの方は、常に自分の知覚だけを過信せず、第三者の客観的な価値観すら情報として己に取り込むわけですね? 勉強になります。ならば不詳、このガルウイングがマスターの起こした華麗な逆転劇の説明させていただきます』
「……頼むよ」
 もう訂正する気も起きなくなってしまった。
 なにがなんでも俺をどこぞの国の傭兵上がりっぽくしたいこのデバイスは、熱っぽい口調で話し始めた。
 ……つか、お前は本当に機械なのか?
『マスターが使用したスペル〝Focus Boost〟は、自分の本体であるガルウイングのKC-3型魔導発動機関に燃料たる魔力を送り、起動させるためのものです。本来の使い道ならば、魔力を流し続けた分だけタービンを回転させ超高速移動を行うという、自分で言うのもなんですが大変燃費の悪い代物なのです。しかし、マスターは自身の魔力の低さを逆に利用し、機関起動時に発生する推進力及び衝撃波を攻撃に転用しました』
 難しい単語が散りばめられている上、一息で話されてしまったためにいまいちよくわからない。
 ただ、俺が背中に背負っているブースターがガルウイングの本体で、俺は愚かにも仰向けのままそれを起動させたというのはわかった。
 で、あり得ない速度で前方―――つまり上空に飛び出し、そのときの衝撃波やらなんやらで触手を弾き飛ばしたと。
 じゃあ、あれか……?
 俺の体にいきなりガタが生じたのは、魔力不足やらでいきなりブースターが止まったからか?
 そのときのGで俺はボロボロになっちまったというのか?
 ……うわ、おもいっきし自業自得じゃん。
『さあ、マスター、あの不届き千万な輩に、正義の拳を叩き込んでやりましょう!』
 ……だから、お前は本当に機械なのか?
 四苦八苦しながら空中で体勢を整えると、地面の俺がいたあたりには未だに濛々とした土煙が立ち込もっていた。
 どういう原理か、ヴァイザーが明滅したかと思うと煙の晴れた鮮明な画像が映し出される。
 ……お前、無駄に高性能だよな。
 というか、あの小さなクレーターの原因は冗談抜きで俺なんだよな?
 半径三メートル、深さ二メートルほどの穴を不本意とはいえ掘ってしまった俺は非常に肩身が狭い。
 あの触手の化け物は依然として健在。
 ただ武器の大半を失ったせいか、いまは目立った活動はしていないようだ。
 本体のど真ん中に大きな目が一つあるが、いまは伏せられている。
 ああそうそう、説明が遅くなって申し訳ないが、あそこはうちの近所にある神社だ。
 あまり人が来ないということもあって、ガルウイングとの相談事に用いていたのだが……まさかこんなことになるなんて。
「っていうかさ、攻撃しろっていってもどうやって……。俺が使える魔法と言えば、防御用の呪文が一つといまさっき使った突貫呪文の二種類だけだし。つか、フォーカス・ブースト封印しといてくれないかなぁ、危なくってあ―――」
『―――Ready, 〝Focus Boost〟!!』
 ―――んしんできない、という俺の言葉は完全にかき消され。
 気がついたときには、俺は地面に穿った大きなクレーターの真ん中に……埋まっていた。
 某ドッコイヒーローのように頭が地面にめりこんだりはしていない。
 その代わりといってはなんだが、右手が肩まで地面に埋まっていた……しかもなかなか抜けない。
 そんな俺の傍らには小さな宝石のようなものと、うにょうにょと蠢く小さな黒い球状の生物らしきものがあったりする。
 ガルウイングは『現地生物の身体に主だった異常は確認されませんでした。よかったですね』とか言っているが、俺は声を大にして言いたい。
 ―――いないからっ! 例え小さかろうが、うねうねと触手出すような生物は俺の知る限りじゃご近所にはいないから! と。
 つか、確かベ○―ドさまって妖怪じゃなかったっけ?
 俺がなんとか腕を引っこ抜いたとき、すでにあの蠢く生物らしきものは姿を消したあとだった。
 きっと、またどこかで自称幼女愛好家どもを懲らしめているに違いない。
「で、どうするよ、これ。引き剥がしたはいいけど、俺とお前の力じゃ封印出来ないんだろ?」
 転がっているジュエルシードを眺めながら溜め息を吐く。
 あれだけ怖い思いやら痛い思いをして得たというのに、俺は触ることも出来ないのか。
 まあ、下手に触ってベ○―ドさまのように取り込まれるのはゴメンだが。
 二度も突貫魔法を行使したせいで俺の体はもはやボロボロ。
 泣けるのは、魔法を使った疲労によるダメージより、勢いよく地面にぶつかったときに負ったダメージのほうが大きいということか。
 地面に埋まっていた右手の痺れが取れないのは、骨折とかじゃないと思いたい。思い込みたい。
 ……もう、ジュエルシードをここに置いて帰りたい気持ち満々である。
『はい。マスターの魔力では封印など夢のまた夢ですし、なにより自分にはそのような機能は付加されてはいませんので。かといって放置するのは危険極まりないですし……』
 いま、さりげなく馬鹿にされた気がした。
「あー、じゃあ誰かほかに封印してくれそうな人はいないのか? 確かジュエルシードってロストロギアとかいう危険指定受けてる代物なんだろ? 危険物処理班とかは来ないのか? つか、来いよ」
 重い溜め息を吐き出し、よっこらしょとクレーターから這い出る。
 左手にジュエルシードを握っているので、すごく上がりづらかった。
 ガルウイングの話じゃ、いまのジュエルシードは待機形態に移行しているので少しくらい触っても平気らしいが……ホントだろうな?
 発動するならするで、お願いだから俺が手を離したときにしてほしいものだ。
 ……いや、やっぱり俺のそばで発動するのはやめてくれ。
 魔法を複数使用したからか、精神的な疲労はピークに達していた。
 まあ、肉体的な疲労はとうの昔にピークを超えているが。
 さっきから、背負っているガルウイング(本体)がブシューブシューとうるさい。そして重い。
 ヴァイザーには『強制冷却中。注意!!』と警告が表示されている。
 警告するぐらいなら、最初からそんなものを背負わせるなと思った俺は間違ってないと思う。
 大穴のそばで手近な石に腰かけ一息吐く。
 無論、ジュエルシードは穴から出た直後に地面の上に放置してある。
 普段ならば晴れやかな気持ちにしてくれるだろう蒼穹が、ものすごく憎らしく映った。
 最初の突貫魔法を使用して意識を軽く失い、覚醒直後に見た光景が青空だったのもその原因の一つだろう。
 これからどうしようかと思案に暮れていると、押し黙っていたガルウイングが不意に声を発した。
『マスター! こちらに接近しつつある魔力を感知しました。この反応は……おそらく魔導師。しかも魔力だけならば魔導師ランクAA以上かと。まあ、マスターほどの実力があれば、例えマスターのランクがDだとしても関係はありませんね!』
「……あーそう。俺ってDだったんだ。ふーん。そしていまこっちに来てんのがAA以上と。ふーん……いや、常識的に考えて俺に勝ち目ないよな? そこんとこどう思う? ガルウイング」
 そもそも、ランク云々の前にこちらの魔力はほぼ底を尽きかけている。
 それに対して、向こうさんはデバイスが感知出来るほどの強大な魔力をその身に宿した人。
 どんな色眼鏡をかければ、俺に天秤が傾くのが当たり前みたいな発言になるのだろうか?
 ところが、あろうことかこの曲解デバイスは自信満々にこう答えやがった。
『ご謙遜を。マスター。あなたがいま打ち倒した寄生体のランクは最低でもB+。マスターが実力を出していないのにも関わらず、DランクのマスターがBの上の敵に勝ったのです! ならば、真価を発揮したマスターはAAランクの魔導師など指先一つでダウンさせてしまうに違いありません!』
「お前はいったい、いまの戦いでなにを見ていたんだ……」
 ボロボロになって、必死になって、涙まで流してやっとなんとかしたというのに、コイツは……。
『無論、マスターが敵性体を文字通り「瞬殺」した素晴らしい戦闘を最善席で拝見させていただきました!』
 ……ま、まあ、確かに時間だけを見れば「瞬」はつくかもしれないよね、「殺」は絶対ないけどね。
 だいいち、俺の唯一の攻撃技が高速移動からの体当たりなんだから、ケリが早くつくのは当たり前だ。
 その結果が今回は偶然こっちの勝利だったに過ぎず、ベ○―ドさまが巨大で動きが単調だったからこそ通用したのだ。
 そもそも、あらかじめ知っていたら絶対に体当たりなんか使わない。
 頑丈だけが取り得の俺のBJでさえ衝撃を完全に殺すことが出来ないような代物だ。
 下手をすればミンチだ、ミンチ……こ、こぇぇ。
『そんなに深刻に悩まないでください、マスター』
 俺の胸中の不安を感じ取ってくれたのか、ガルウイングが珍しく憂いの色を含んだ声音で言う。
 このトンチンカンもようやく人のことを理解出来るようになったのか……。
『あちらの魔導師には、運が無かったと思って諦めてもらいましょう。いえ、むしろマスターほどの強者と相対出来たということはあちらにとっても実りあるものとなる筈。ここはドーンと胸を貸す形で、撃墜しましょう!』
「ナ、ナノミクロンも伝わっていない……」
 ……胸を貸す形で撃墜ってなにさ。
 もしかしたら味方かもしれないじゃないか―――って、そうだよ!
「ガルウイング! その魔導師ほどの魔力があれば、ジュエルシードを封印出来るんじゃないか!?」
『は、はい。十二分に可能かと思われますが……』
「なら、俺たちはいますぐに撤退するぞ。あとはその後続の魔導師に押しつけ―――もとい任せればいい」
 なにに釣られてほいほいとやってきたのかは知らないが、こっちは満身創痍なのだ。
 ことを荒立てずに済むのならば、それに越したことはない。
 ガルウイングが『せっかくの手柄をほかの魔導師に譲ってしまうというのですか!?』などと言っているが、敵に塩を送るのもまた武士道だ、とか自分でもわけわからんことを言って黙らせた。
 正直、地雷を踏んでしまった感がひしひしとする。
 ガルウイングから尊敬っぽいオーラが出ているが、全力で無視した。
「よし、全速で離脱するぞ! ただし、フォーカス・ブーストは使わない方向で―――」
『―――Ready, 〝Focus Boost〟!!』
「ちょ―――おま―――っ!?」
 そして俺はその日、三度目の失神を体験した。


第二話  それは初めての出会いなの……。 最速の騎士と白の魔『砲』少女


 ……いまなにか変な伝播が飛び交ったような気がしたんだが。
 さて、俺こと―――って、よく考えたら一度も名乗ってなかったな。
 俺の名前は竹中大樹。
 大樹とかいて「だいき」と呼ぶんだ。
 ひょんなことから魔法とかいう怪しいものに関わってしまった俺は、長距離移動型デバイス〝ガルウイング〟と共につい先日、ジュエルシードという危険極まりない遺物にとりつかれたベ○―ドさまをなんとか撃退することが出来た。
 生憎と俺にはジュエルシードを封印するだけの魔力がないので、あとのことは後続の魔導師に任せてしまったが……まあ、大丈夫だろう。
 あのあと、家に帰った俺を待っていたのは強烈な疲労感と脱力感、そして全身筋肉痛だった。
 泥のように眠ってなんとか体力は回復したものの、筋肉痛はしばらく残って辛かった。
 そこでガルウイングにどうにかならないかと相談したところ、簡易的な回復魔法を新たに登録してくれた。
 素人の付け焼刃に過ぎない代物らしいが、無いよりはマシでしょう、とは奴の弁。
 そのあとに『自身の鍛錬だけに留まらず、まさか第三者を救うために癒しの力まで求めるとは……さすがです、マスター!』と、どういうわけかまたしても絶賛されてしまった。
 あいつの認識じゃ、俺が筋肉痛で苦しんでいたのは一種の苦行だと思われていたらしい。
 一度、本気でオーバーホールしてもらったほうがいいと思うぞ?
 そう切り返すと今度は、自分のことをそんなに気にかけていただけてるなんてと歓喜された。
 もう、あいつとまともに会話しようとは二度と思わないだろう。
 週四回、バイトをしているとき以外の俺は基本的に暇だ。
 いつもはアパートに引き篭もってゲームに興じていたりするんだが、いまは居候がなにかとうるさいのでそれも侭ならない。
 しまいには、『いつ鍛錬に行かれるのですか?』などと言い出す始末。
 無視すればいいのに、俺も中途半端にお人好しだから結局はしたくもないジョギングを朝と晩やっている。
 おかげで微妙に体力がついた……と思う。
 初日、家を一歩出た瞬間に足首を捻ったときはマジでやめようかと思ったのが懐かしい。
 そして、今日も毎度のごとくジョギングへ。
 いまはまだ温かいので上はTシャツ、下はジャージという非常にラフな格好だ。
 首にタオルをかけ、手首には一種の呪いアイテムのようにも見える待機状態のガルウイングが巻いてある。
 いざというとき、これの助けがないと生き延びることが出来ないのは火を見るより明らかだ。
 これのせいで危ない目に遭い始めたというのに、生きるために諸悪の根源にまで頼らないといけないとは……俺はなんて不幸な人間なのだろう。
 ジョギングを終えると、昼までダラダラと過ごす。
 てっきりガルウイングがなにか文句を言ってくるのかとも思ったが、意外なことに無口だった。
 平穏な毎日を謳歌したい俺としては、これはかなりありがたい。
 昼になったら昼食を摂るために近くのコンビニに向かう。
 朝昼晩と菓子パンばかり食べている気もするが……生憎と俺は料理が苦手でね。
 適当にカゴにパンを詰め、レジで代金を払って外に出る。
 自分でも不摂生な暮らしをしているとは思う。
 だが悲しいかな、これが現実なのだ。
 パンの詰まった袋を提げてダラダラと歩いていると、不意に地面が揺れ出した。
 すわ地震か―――とも思ったが、地震にしてはなんだか妙だ。
 舗装された道路に亀裂が奔り、その隙間からにょろにょろと木の根が這い出てくる。
 この時点で頭の中から地震の線は立ち消えた。
 猛烈に嫌な予感がした。
 こう、とてつもなく危なくて厄介なことに自分が巻き込まれそうな―――そんな確信に近い予感。
 だから俺は―――
「全力で後ろに向かって前進だ!」
 ―――迷わず逃げた。
 厄介ごとは先日のあの一軒で十分だ!
 日頃(とは言え、鍛え始めたのは三日前くらいからだが)のジョギングの成果を見るがいいとばかりに快足ぶりを発揮する俺。
 今日に限っておとなしいガルウイングに感謝しつつ、俺はアパートに向かってさらに速度を上げようとし―――突如として道路を突き破って出現した根っこに、足場にしていた道路と一緒におもいっきり上空に跳ね飛ばされた。
「……まあ、薄々とこうなることは、予想出来たけどね―――ちくしょう! セタップ!!」
 閃光。
 灰色の光が零れ出し、俺の体に白銀色の装甲をまとわせていく。
 ……見た目だけはいっちょ前にかっこいいんだよなぁ。
『―――Gal Wing, Ready!!』
 最初から心許ない魔力を姿勢制御スラスターに回し、その場に滞空する。
 望遠モードで市街の様子を窺えば、町のど真ん中に大きな木が生えているという奇天烈な光景と出くわした。
「イツツ……いったいなんなんだよ、いきなり!? 異常気象か!? ついに地球が人間に愛想をつかしたというのか!? ―――つか、木でかっ!? なにあれ、世○樹!?」
『マスター、ジュエルシードの反応です! ―――おお、さすがはマスター! 自分が教えるまでもなく、現場に颯爽と駆けつけるなんて……騎士の鏡です!』
「い、いや、教えられんでも家のそばで地震が起きて、あまつさえ地面から木の根っこが飛び出せば誰だっておかしいとは思うって」
 あいかわらず突飛な発言をするガルウイングに呆れてしまう。
「というかお前、いままでなにしてたんだ? ここ最近、妙におとなしいとは思っていたけどさ」
 俺のその問いに、迷惑デバイスは胸を張るが如く誇らしげに答えた。
『はい! マスターのお役に少しでも立てばと思い、新たな魔法のデータを本体にプログラムしていました。それがいましがた、ようやく完成した次第であります!』
「……新たな魔法ねぇ。で、それ、危なくないの?」
 問題はそれに尽きる。
 例のあれ(声に出すと強制的に発動する仕様らしい。自重しろ!)は体の負担が大き過ぎる。
 いくら回復呪文を取得したとはいえ、体力を回復する度に精神ポイント減らしていたら現実では意味が無いのだ。
 体は元気でも心はボロボロなんて嫌すぎる。
『危ない……ですか? ハッ―――なるほど! ええ、無論危なくなどありません! 今度の呪文はフォーカス・ブーストに次ぐ自分の自信作ですから!』
 ……いまの「ハッ―――」はなんだ!?
 こいつはいったい、なにを思い直したんだ!?
「お、おい、その時点で不安材料満載じゃないかよ……。そもそも、フォーカス・ブーストを自信作……あ―――っ!?」
『―――Ready, 〝Focus Boost〟!!』


 俺は世界を縮む男―――!
 ……いや、マジでごめん。言ってみたかっただけです。
 もはや定例となってプチ気絶のあと、意識を取り戻した俺の前にいたのは一人の少女だった。
 突然現れた俺に驚いたのか、目を丸くしている。
 白い制服のようなBJを身にまとい、桃色の愛らしい杖を持っているその少女。
 ……うん、俺よりもよっぽど魔法使いっぽい。
 プシューと背中から蒸気(正確には圧縮した魔力の残滓らしいが)を噴き出す怪しげな装甲男を、果たして彼女は常識人と認めてくれるだろうか……?
 俺にはそれだけが不安だった。
 町のいたるところに出現している木の根っこは、スルーの方向でいきたいと思いますよ。ええ。
 おい、ジュエルシードの魔力反応増大中とか視界の中に出すな、現実逃避出来ないだろ!?
 互いに言葉を失う中(向こうは脅えているだけかもしれないが……)、ぼそりと彼女の肩の上に乗っていたイタチが驚きの声をあげた。
「えっ、魔導師―――っ!?」
「えっ!? えっ!? ゆ、ユーノ君、この人もわたしと同じ魔法使いさんなの!?」
 釣られるようにしてオロオロと驚く少女。
 ……いいなぁ、絵になるなぁ、魔法少女と小動物の使い魔ってさ。
 それに比べて俺ときたら……基本的にタービン音が友達だからなぁちくしょう!
『む、その魔力反応は……理解しました。マスター、どうやら彼女がつい先日、我々に接近してきた魔導師のようです』
「ん……ああ、あのときのは君だったのか。あ、そうそう、神社に置いてあったジュエルシード、ちゃんと封印してくれたかな?」
 怖がらせないよう、出来るだけ優しい口調になるように意識しながら声をかける。
 笑顔、笑顔―――って、ヴァイザー越しじゃ意味がねぇっ!?
「あ、あのジュエルシード、あなたのものだったんですか?」
 杖を両手でしっかりと握り、胸元に引きつけるようにしている少女が上目遣いで訊いてくる。
 こっちが浮いていて、向こうが地面の上に立っているんだから上目遣いは必然なのだが。
 ……べ、別にグッときてなどいません。
 俺が押し黙っていると、なにを思ったかガルウイングが横から口を挟んできた。
『マスターのものなどではありません。だいいち、あれは第一級指定のロストロギアの筈。個人の携帯は到底許されざるものです。マスターはただ、あれにつかれていた哀れな現地生命体を救出したに過ぎません』
 誇らしげに告げるガルウイング。
 俺はベ○―ドさまが現地生命体に入るのか、それだけが気がかりだった。
 ―――このロ○コンどもめ!
 ち、違いますっ! 俺は別にドキドキなんてしてません、してませんってば!
 俺がなにかと葛藤を繰り広げている間にも、会話は進んでいく。
「そうだったんですか。時空管理局に代わって、礼を言います。災厄を防いでいただき、本当にありがとうございました。あのジュエルシードは僕たちが責任もって保管していますので」
「えっと、ありがとうございました!」
『いえ、礼など不要です。あの程度の輩、我がマスターの敵ではありませんでしたから。たった二撃、たった二撃でマスターはジュエルシード憑依体を打ちのめしたのです。かかった時間は一分足らず。文字通り、瞬殺だったと言えるでしょう』
 その一発一発に文字どおり、俺の全身全霊がかかっていたことも付け足しといてはくれないか?
「そんな―――!? ジュエルシードは肉体を得るとその強さが倍増するのに!?」
 そして素的な説明台詞をどうもありがとう、イタチもどき君。
 君の言うとおり、あのベ○ードさま、すっごく強かったです。
「あれ……? でも、じゃあなんで自分で封印しなかったんですか?」
「それはたぶん……あの人の魔力が原因だと思う」
『ご名答です。実を言いますと、マスターの魔力はあなた方よりもずっと少ないのです。ですから、憑依体を倒すことは出来ても、ジュエルシードを封印することは叶いませんでした。そこでマスターはほかの魔導師に封印を託した。それが偶然あなた方だったというわけですね』
 …………。
 いや、俺抜きで話を進めるのはやめてよ、寂しいじゃない。
「じゃあ、あなたは管理局の魔導師じゃないってことですか?」
 む、ようやく俺に話が回ってきたか。
 管理局ってのは警察と弁護士を足して二で割ったような組織なのだとか。
 いくつもの世界の存在を守るために行動していて、だから世界の根幹すら崩しかねないロストロギアの捜索及び確保に心血を注いでいるらしい。
 意外と博識なガルウイングのおかげで、そのへんの予備知識はバッチリなのだ。
「いや、俺は『マスターはフリーランスの魔導師です』―――ちょ!?」
 偶然デバイスを拾っただけのフリーターだ、と言おうとしたのに……。
 フリーランス―――つまりは傭兵。
 その言葉に反応したのがイタチもどきだった。
「フリーランスの魔導師!? ……それならお願いがあります。この少女、なのはと一緒にジュエルシード回収に力を貸してはいただけないでしょうか? 報酬は必ず、必ず払いますから!」
 そう言って、ペコペコと頭を下げるイタチもどき。
 なんだか展開がものすごく早くないか……?
 それだけ切羽詰った状況でも……いや、切羽詰っているな、確かに。
「ゆ、ユーノ君……?」
 少女―――なのはちゃんは困惑気味の様子。
 そして、彼女以上に当惑している俺がいる、と。
「確かに、なのはの魔法使いとして素質はすごい。魔法を知ってからまだほとんど日が経っていないのにも関わらず、僕以上にレイジングハートを使いこなしていることからもそれは明らかだ」
『だが、実戦経験までは才能では補い切れないと?』
「はい。だからこそ、あなたのような凄腕の魔導師の助力が必要なんです。どうか、どうかお願いします!」
 ユーノというイタチもどきと、ウチの迷惑デバイスは相性がいいらしい。
 ついでに誤解の上塗りをするような情報提供はやめろ、この迷惑デバイスが。
 ゴム鞠のように弾む会話を横目に、どうしようかと首を捻る。
 おっかしいなぁ、俺って一応マスターの筈なんだけどなぁ……。
 自分の立ち位置にそこはかとない疑問を覚えていると、ガルウイングが声をかけてきた。
『マスター、どうしますか? 決定権はあなたにあります』
「あ、ああ……あったのか。よかった」
 ほっとしたよ。
 確か話題は、ジュエルシード集めに協力するかしないかだったか。
 ……う~ん、男で大人の俺としてはなのはちゃんを助けてあげたいけど。
 でも正直、俺は役立たずな気がしてならないよな。
 向こうは魔力だって俺よりはるかに多いらしいし、ジュエルシードの封印だって出来る。
 かくいうこっちは、頼りない防御と付け焼刃の回復呪文、そして突貫魔法。
 現場にいるだけで邪魔になりそうな予感がひしひしとする。
 やっぱり、彼らには悪いけどこの話は無かったことにしてもらおう。
 平凡な俺と非凡な彼等とでは、しょせん住む世界が違うのだ。
「俺は『ええ、皆まで言わずともわかっています』―――おまっ!?」
 俺の言葉はまたしても奴に遮られてしまった。
 そしてあろうことか、このとんでもデバイスは我が耳を疑うような発言をしたのだった。
『マスターは災厄を穿つ神速の騎士です。罪なき人々が苦しめられているのに、どうして見て見ぬフリが出来ましょうか―――!』
 それにしてもこのデバイス、ノリノリである。
「そ、それじゃあ―――!」
 がばっと顔を上げるユーノ。
 おいおい、お前も意外とノリ易い性格なんだな。
『無論、我らもあなた方に力を貸しましょう。報酬など当然不要です。マスターの心は海より広く、山より高い。これだけの災厄を前にしながらなお、戦うことを決意したあなた方のその勇気こそが我らにとっては黄金にも勝る報酬っ! そうですよね、マスター』
「……うん、そだね」
 もういい、勝手にしてくれ。


 作戦は決まった。
 なのはが中距離探索魔法によってジュエルシードの位置を特定し、魔杖レイジングハートの封印モードによる超遠距離砲撃で直接狙撃して封印するというものだ。
 それを聞いたユーノ(フェレット)は無茶だといい、大樹は自分がいる意味はやっぱりないじゃないかと密かに思った。
 ただ一人(?)、ガルウイングだけはなのはの心意気を大きく評価し、いざというときはマスターが物理的に敵性体を排除するから大丈夫だと賛同の意を唱えた。
 いや、そんな無茶な仕事を振られても困る、という彼の言葉が無視されたのは言うまでもない。
『―――Area Search』
「探して、最悪の根源を!」
 なのはの足元にミッドチルダ式の魔方陣が展開され、桜色の魔力光が町に広がっていく。
 探索魔法自体はさして高度の呪文ではないが、それを行使する少女の魔力量が凄かった。
 瞬く間にその策敵範囲を広げ、町のいたるところに現出している木の根に干渉し、その本体の位置を掴まんとする。
 ユーノのその光景を固唾を呑んで見守り、ガルウイングは「マスターほどではないですが、いい素質を持っていますね」と感想を口にし、大樹は立つ瀬なさそうに空を行く雲などを数えていた。
「―――見つけた!」
 集中するためか瞳を伏せていたなのはが、目を見開く。
 その瞳には決意の光が灯っていた。
「ホント!?」
「すごいなぁ、ホントに……」
 驚きの声をあげるユーノと、心底羨ましそうな声をもらす一人の大人。
 後者の声は彼が背負っているブースターのタービン音にかき消され、少女に届かなかったのは幸か不幸か。
 なのはは大きく頷くと、レイジングハートを砲撃モードに変形させる。
『―――Shooting Mode. Set up』
 ヘッドが音叉状に変形し、柄が若干伸びたレイジングハート。
 ヘッドの少し下あたりから、なのはの魔力光である桜色の光の羽が飛び出して変形が完了する。
「いって! 捕まえて!」
 ドギューン。
 砲撃のような音を立てて、桜色の光が真っ直ぐ伸びていく。
 膨大な魔力を宿した光は一本の木の幹に直撃。
 その内部に囚われていた一組の男女、その手に握られていたジュエルシードを照らし出す。
 浮かび上がるシリアルナンバー。
 だがしかし、ここで予想外の出来事が起こった。
 封印されることを恐れたジュエルシードが残る力を使って脅威―――なのはに端末とも言える木の根を差し向けたのだ。
「なのは、避けてっ!?」
 ユーノの悲鳴にも似た声。
 無数の木の根が、少女の眼前に扇形のような隊形で展開していた。
「―――っ! ダメ! いま動いたら封印出来なくなっちゃう!」
 いまのなのはは、ジュエルシードの封印に全力を傾けているといってもいい。
 下手に動いて発動している術式を止めてしまっては、また封印を一からやり直さなくてはならなかった。
 連日のジュエルシードの封印活動によって魔力はともかく、その幼い肉体はすでに悲鳴をあげている。
 これが最初で最後のチャンスなのだ。
 自分の失態で招いた此度の事件、ひび割れた町並みを視界に収めながらなのはは力を振り絞る。
 先端を鋭く尖らせた木の根が、常時展開されている不可視のフィールドに接触してバチバチと音を立てる。
 ガリガリと削られていく魔力。
 しかし、なのはは歯を食い縛ってそれに耐える。耐え続ける。
 そのとき―――フッと、自分にかかっていた圧力が霧散した。
 目の前には、轟々と音を立てるブースター。
 その周囲にはなにかものすごい力で引き千切られたが如く、細切れになった木の根が散乱している。
『マスター。敵性体、数およそ四十―――六十に増大、来ますっ!』
「……結局、こうなるのか」
 ぶつぶつと文句を言いながらも、来るべく次の衝撃に備える大樹。
 まだ幼いとは言え、後ろにいるのは女の子。
 女性の前ではいいところを見せたいという、悲しい男の性が発動した結果である。
 なのはの障壁が敵の攻撃が接触したとき、大樹は敵に悟られないようそっと自分の立ち位置を移動させていた。
 ご存知のとおり(?)、彼の魔法〝フォーカス・ブースト〟はただ愚直なまでに真っ直ぐに、すごい速度で前方に向かって突き進むだけの呪文である。
 ガルウイングが自分のことを「長距離移動用デバイス」といっているだけあって、航行能力においてこのデバイスに比肩するものはおそらく存在しないだろう。
 だが、特技といえばそれだけだ。
 なのはのレイジングハートのようにオートで防御魔法を展開するわけでも、砲撃モードに変形するわけでもない。
 移動のみに特化しているからこそ、あれだけの速度を一瞬で叩き出せるのだ。
 とまあ―――それはともかく。
 なのはを巻き込まない位置に移動した大樹は、おそるおそるフォーカス・ブーストを発動させた。
 どこかへといってしまう意識。
 短い気絶のあと、感じるのはベ○ードさまのときよりも多少はマシという程度の体の痛み。
 地面にものすごい勢いで突撃するのと、硬そうな木の根っこに衝突するのでは、後者のほうが身体的ダメージは小指のさきくらいは低いらしかった。
『なのは……といいましたか、雑兵はこちらで処理します。あなたは封印を続行してください』
 散乱する木片。
 この一撃で大樹のことをさきに排除すべきだと思ったらしく、新しい根が地面から次々と這い出てきてはその切っ先を向ける。
 一度に襲いかからないのは、さきの一撃の威力を警戒してのことだろう。
「は―――はいっ! ありがとうございます! ……あ」
『なにか?』
「そ、その……あとでお名前教えてくださいね!」
 恥ずかしそうに―――しかしこの状況において笑みを見せながらそう言うなのは。
 大樹は彼女に背を向けているので、残念ながらその向日葵のような笑顔を目にすることは叶わなかった。
 見れば、モチベーションが大きく上がったかもしれないというのに……つくづく不幸な男だ。
『まあ、いいでしょう。ですよね、マスター』
「……そだね、うん」
 どことなく寂しさなどを感じつつ、両拳を握り締める。
 大樹はある決意を固めていた。
 ガルウイングが新たに登録したという、新スキルを使用するという決意を。
 正直にいえば、フォーカス・ブーストを二度と使いたくなかったのだ。
 なのはの位置からは見えない、彼の胸部装甲は微妙に……凹んでいた。
(この前は装甲に傷一つつかなかったのに……。あれか!? ひょっとしたらこの根っこのほうが威力が高かったりすんのか!?)
 痛みが少ないのは、うまく胸部の装甲に衝撃が吸収されただけという可能性もある。
 大樹は想像の中の自分の体がひしゃげるのを幻視し、身震いした。
『武者震いですか、さすがはマスター! あの寄生体のランクはAといったところでしょうか。封印することは叶いませんが、戦うだけならばマスターの敵ではありません』
 ―――いいから黙れ。
 その言葉を辛うじて飲み込み、大樹は出来るだけ感情をこめずに告げる。
「ガルウイング。例の新型を起動させるぞ!」
 敵がAランクとわかっ(てしまっ)た以上、もはや迷っている暇はなかった。
『了解です、マスター。―――stand by ready.』
「……いまさらだけどさ、お前ってそういうときだけ機械チックになるよな」
『仕様です、マスター。 さあ、速くスペルを!』
「あいよー」
 もはや覇気の欠片もない声で言い、ヴァイザー内に投影されているデバイス曰く『フォーカス・ブーストに次ぐ自信作』とやらのスペルを唱える。
 祈願型というタイプのデバイスはその名の示すとおり、「願う」だけで呪文を発動させることが出来るのに対し、ガルウイングは基本的に呪文の名を叫ばなくていけない面倒くさい仕様なのだった。
「〝スパイラル・ブースト〟起動っ! ―――って、結局ブーストかよ!?」
『―――ready, spiral burst!!』
「今度は安全だとい―――ちょっ―――おまぁぁぁぁ―――っ!?」
 ―――ズドンッ!
 大樹の背負っている円筒形の物体が一度大きくスライドしたかと思うと、大気を震わせるかのような音があたり一帯にこだました。
 その音の発生源になのはとユーノが慌てて目を向けるが、そこには既に大樹の姿はなかった。
 なにが起こったのかまったく理解出来ない二人。
 そんな彼らの耳に入ったのは、紙風船を破裂させたときのようなパンッという軽い音。
 さきの轟音と比べると、あまりに小さいその音量。
 だがしかし、次の瞬間、二人のその顔を驚愕の一色に染め上がることになる。
「にゃ、にゃあああ!? ゆ、ユーノ君、トンネルが出来てるよ!?」
「これは……っ!? あの人がやったのか……!?」
 ―――そう。
 大樹の行く手を遮らんと存在していた無数の木の根。
 その中心を穿つ一本の穴が、いつの間にか存在していた。
 その穴は無数の木の根を貫き、文字どおり真っ直ぐ、桜色の魔力光に照らされたジュエルシードの待つ本体へと続いている。
「―――なのは! すぐにジュエルシードを封印するんだ! あの人がせっかく作ってくれたチャンスを無駄にするわけにはいかない!」
「う、うん! レイジングハート、お願い!」


 ―――かくして。
 少女の献身的な活躍によって、町を突如として襲った怪奇植物事件は収拾を迎えた。
 ジュエルシードの素体となっていた小学生の男女の身体にさしたる外傷は見受けられず、町にこそ深い傷跡を残したものの、人的被害を最低限に留めることに成功した。
 だが……なのはの心は暗かった。
 自分があのとき……素体の一人となっていた少年がジュエルシードを持っていたことを、気のせいと決めつけていなかったら、この事件は前もって防げたかもしれないのだ。
 足に軽い怪我を負ってしまったのか、同じく素体となっていた少女に肩を貸してもらい歩く少年の背を見つめながら、なのはが待機状態になった赤い宝玉のレイジングハートを手の内に握る。
 もともと責任感の強い彼女なだけに、此度の一軒は少女の心に深い影を落としていた。
 ―――そのとき。
 頭の上に僅かな重みを感じ、なのはが驚いた様子で顔を上げる。
 彼女の頭にのっけられていたのは、コンビニなどでよく売っている小さなアンパンだった。
「え、え……?」
 当惑しながらも頭上の菓子パンを手にするなのは。
 不意に自分に少し大きな人影が重なる。
 目をぱちくりさせながら視線を横に向けると、一人の男性がいつの間にかそこに立っていた。
 その手には、なのはにとっても馴染みのあるコンビニの名がプリントされた袋が握られている。
 特徴があげづらい平均的な顔立ちでありながら、どこか優しい雰囲気をまとったその男は、少女に目線を合わせるとニカッと笑ってこう言った。
「よく頑張ったな、偉かったぞ」
 なのはの肩をポンポンと叩き、さらにこう繋げる。
「そのアンパンは頑張ったご褒美だ。まあ、いろいろと大変だとは思うけど、俺も出来る限り協力するから……そのなんだ、頑張ろうな」
 自分の発言が恥ずかしいのか、言い終わるや否や男は立ち上がって少女に背を向ける。
 再起動したなのはが男の素性を尋ねるより早く、ユーノが念話で彼に声をかけた。
〝さきほどはありがとうございました! おかげでジュエルシードも無事に封印することが出来ました〟
〝んお……? あ、ああ、まあ頑張ったのはそこの女の子だから、別に気にしなくてもいいって。俺はただ『あなたたちの障害を排除したにすぎません』……はぁ。―――あ、そうそう〟
 念話をいったんそこで打ち切った男は、再度なのはに顔を向けた。
 軽く息を吸い込んでから、ゆっくりと言葉を口から出す。
「俺の名前は竹中大樹。そしてこいつが『マスターのデバイス、ガルウイングです。以後お見知りおきを』……いや、まあいいけどね。もう慣れたから」
 右手首に巻かれたリストバンドを見やり、男―――大樹が溜め息を吐く。
 どこをどう解釈したのか、なのはは二人(?)はとても仲良しさんなんだと思った。
 基本的に、大樹の語尾の発言は声量が小さすぎてなかなか聞き取れるものではないのだ。
 それが完全に裏目に出ているとも知らず……。
「わたし、高町なのはっていいます。この子はレイジングハートです」
「僕はユーノ・スクライア。結界魔導師です」
 なのはは胸からぶら下げた赤い宝玉を示しながら、ユーノは二本の足で立ちながらそれぞれ自己紹介をする。
『スクライア一族というと、遺跡発掘に多大な貢献をしているあの一族のことですね。なるほど、此度の事件の様相がだいたい掴めてきました』
「……はい。こうなってしまったのも、全ては僕の責任です」
 悔しそうに小さな肩を震わせるユーノ。
「ユーノ君のせいじゃないよ!? ユーノ君は責任感が強いからそう思っているだけ。本当に悪い人なんてたぶん、どこにもいないんだと思う!」
「…………」
 なのはの慰めもいまいち効果がないのか、彼は顔を上げようとはしない。
 そもそも、この世界にジュエルシードが散乱してしまったのは事故のせいだ。
 ユーノが指揮を執っていた遺跡発掘団が発見したロストロギア〝ジュエルシード〟。
 子供の小指程度のサイズのこの宝石一つで世界を滅ぼしかねない魔力を秘めた危険な遺物を、管理局本部へと輸送中の時空航行艦が謎の事故によって大破してしまい、厳重に保管されていた筈のジュエルシードが外部へと流出してしまった……というのがこの事件の概要だった。
 確かにジュエルシードを見つけたのはユーノかもしれないが、本来ならば彼が負い目を感じることなどなに一つとしてない。
 いまの彼がここまで後悔の念に苛まれているのは、なのはの言うとおり、ユーノの責任感が他人と比べて強すぎることが原因だろう。
 危険な代物を神社に放置して帰った罰当たりにも、少しは見習ってほしいものである。


 いっぽう、話の流れがシリアスになってきたことに内心、大樹は冷や汗を流していた。
 スパイラル・ブーストという、要は「さらに速く突撃する呪文」を用いて木の根をくり貫いたのはよかったのだが、G+硬い木の壁(たくさん)との衝突を体験した彼は完全に気を失っていた。
 魔力もそこでほぼ尽きてしまったらしく、最後の根を貫いたあたりで彼は地面へと落下。
 そのときの衝撃で強制的に覚醒された大樹が目にしたのは、桜色の強大な魔力がジュエルシードを封印している場面だった。
 ひびだらけのBJに戦々恐々としつつも、ガルウイングを待機状態に戻してからよろよろと頼りない足取りで歩き出す大樹。
 彼の向かうさきは当然なのはたちのもと―――じゃなく、自分のアパートだった。
 ジュエルシードも無事封印出来たようだし、もはや自分が戻る意味もないだろう。
 という表向きの思考とは別に、これ以上彼らに関わったら命がいくつあっても足りないという危機意識が働いたのは言うまでもない。
 だが、そこで大樹はある重大な事実に気がついてしまう。
 彼がこの事件に巻き込まれる前に持っていた筈の、大切な昼食の入った袋がどこにも見当たらなかったのだ。
 低賃金で働いている彼にとっては、例え菓子パンといえど馬鹿に出来ない貴重な食料だ。
 しかもあの袋の中には、いつもは店頭に並べられてもすぐに無くなってしまう超貴重なハンバーガーが入っている。
 すわ一大事とばかりに踵を返す大樹。
 茜色に染まりつつある町を駆けた彼は、ようやく自分の落し物を発見することに成功した。
 中身を確認し、過不足がないことに安堵して息を吐く。
 そのときだ。
 彼の視界に、見慣れた一人と一匹の後姿がとまったのは。
(まあ、もうジュエルシードの封印は済んだし、別にわざわざ声をかける必要もないだろ)
 そう判断をくだし、大樹は彼らに背を向ける。
 直後、風に乗って彼らの話し声が流れてきた。
「……色んな人に、迷惑かけちゃったね……」
「え……」
(えぇっ!?)
 前者の「え」がユーノ、後者の派手なリアクションをしているのが大樹である。
「な、なに言ってるんだ。なのははちゃんとやってくれているよ!」
「わたし……気づいてたんだ。あの子が持っているの。でも……気のせいだって思っちゃった」
 力なくそういって、なのはがその場にしゃがみ込む。
 彼女の視線のさきには、今回の素体となった一組の男女がいた。
 なのはと同年代だろう二人は、互いに肩を貸し合うようにして歩いている。
『ふむ……なにをそんなに落ち込んでいるのでしょうか? 今回の事件は確かに「木」のせいだったというのに。ですよね、マスター?』
「誰がうまいこといえと言った。少しは空気よめ」
 デバイスをたしなめつつ、大樹はものすごい居心地の悪さを感じていた。
 自分はやっと事件が解決したぜラッキー、くらいの認識しかしていなかったのに対し、彼等は純粋に町や人に被害が出たことを悔やみ、自分を責めているのである。
「そんな……。もともとは僕が原因で……」
 最低限の損害で済んだと、割り切ることが出来るような人間ならどれだけ楽だったろう。
 だがしかし、生憎と大樹は女子供には妙に優しい―――というより、厳しく出来ないダメな大人だった。
 袋の中をゴソゴソと漁って、パンを一つ取り出す。
 無論、お目当てのハンバーガーは依然として袋の中だった。
 ここらあたりに、彼の中途半端な性格が滲み出ているだろう。
 足音を響かせないよう慎重に彼等に歩み寄ると、しゃがんでいる少女の頭に持っていたそれをポフンと載っける。
 なにごとかと困惑する少女に、よくやった、頑張ったと声をかける。
 正直、大樹は自分がどういう言葉をかけたのかよく覚えていなかった。
 人を褒めたり、人に褒められたりといったことを十年近く体験していなかったことに対する弊害だったのかもしれない。
 だから彼は知らなかった―――否、気づかなかった。
 大樹のかけた言葉の中に、「俺も出来る限り協力するから」という危険極まりないフレーズが入っていたことに。
 そしてそれを、彼のデバイスがしっかりと記録していたことに。
 なのはを慰めることに成功(?)し、ほっとしたのも束の間。
 今度はまたユーノが自分の責任を感じて悩み始めてしまった。
 なのはが慰めるもののさしたる効果はなく、その白い体毛に覆われた尻尾は力なく地面に横たわっている。
 どうしたものかと悩み、仕方なくもう一つの菓子パン(ジャム)をユーノ前に置く。
 大樹の行動の真意がわからないのか目を瞬かせるフェレットに、彼は人差し指で軽くユーノの頭を突いてから言った。
「お前もあまり悩みすぎんな。お前もなのはちゃんもまだ子供なんだから、子供は子供らしく少しは大人を頼れっつーの。ほれ、それでも食べて元気出せ。子供はくよくよ悩まず、いまを全力全開で走ってればいいんだ」
「いまを全力全開……」
 噛み締めるように呟くなのはに、大樹は大きく一度頷いた。
 無論、さきの歯が浮きそうな台詞も彼の頭に記録されてはいない。
 デバイスはばっちりしっかり録音していたが。
「そ。それでつまずきそうになったときは、大人がしっかりと支えてくれるからさ。……そういうもんだろ? 社会ってやつは」
 昨今、育児放棄する親が多いという話題が過ぎったりもしたが、大樹はそれを丁重にどこかへ放り投げた。
 なお、このとき彼等の中の「大人」の意味が大きく食い違っていたのに気づいた者はいなかった。
 具体的には大樹のいう「大人」は、なのはやユーノの親御さんを指していたのに対し、彼等の受けた「大人」は話の流れから大樹本人に変換されていたということに。
 また一つ、知らない内に大樹は地雷を踏んでいた。
 しかも今度のは大きい、対戦車クラスである。
「あ、ありがとう……ございます……」
 涙をポロポロと零しながら礼を言うユーノ。
 彼の体を抱えたなのはの双眸も、心なしか潤んでいる。
 右手首に巻かれたガルウイングの本体、灰色の宝玉もブルブルと振動していた。
 言葉を交わしていないので確証はなかったが、どうやら感動しているらしい。
「ま、まあ、要は深く考えるなってことだ。君たちはよくやっている。それは俺が断言出来る。だからあんまり自分たちで抱え込みすぎるな、頼れる内はしっかりと頼っておくんだ。いいね?」
「「はいっ!」」
 笑顔で頷く二人を見て、大樹はふぅと息を吐く。
 予想以上に説得がうまくいき過ぎた気がしたのが、少しだけ気がかりだったが。
「じゃあ、俺はもういくから。君たちも遅くならない内に帰ったほうがいい」
 背を向け、肩越しに手を振って歩き出す。
 子供の前だから我慢していたが、彼の体はボロボロだった。
 筋肉痛をさらにひどくさせたような痛みと戦いながら、よろよろとアパートに足を向ける。
 もう二度と末尾に「ブースト」の名のつく呪文は使うまい、そう心に決めていた。
 不幸中の幸いといえば、ハンバーガーを手に入れたことぐらいか。
 意識の大多数が痛みと菓子パンに向けられている中、大樹はまた一つ、重大なことを見逃すことになる。
〝―――あなた方の魔力波数を登録しました。これでいついかなるときでも、マスター及び自分と念話を繋ぐことが出来ます。なにか起きた場合、悩まずにマスターへと連絡なさい。我がマスターは、あなた方のためなら協力を惜しまない、さきにもそう仰いましたので〟
〝はい。そのときは是非よろしくお願いします。大樹さんのような強い魔導師に出会えて、本当に良かった。ね? なのは〟
〝うんっ! 一緒に頑張ってジュエルシードを集めていきましょうね! 大樹さん!〟
 彼がハンバーガーに意識をとられていた最中、このような内容の会話が念話でなされていたことを、大樹はまだ知らない……。
(そういや……ユーノは子供だったのか? フェレットだからよくわからんな。……ま、いっか)

別窓 | リリ勘 | コメント:9 | トラックバック:0
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この記事のコメント
話を聞かないデバイス&自業自得の大樹さん、(読者にとって)よいコンビですね。

や、面白いですよ、これ。
2008-08-18 Mon 00:39 | URL | スケベビッチ・オンナスキー #QjzkEOgs[ 内容変更]
無し
勘違いもの大好きです
次も楽しみにしてます
2008-08-18 Mon 02:03 | URL | bs #buI3a3AE[ 内容変更]
新作お疲れ様です。
今回もおもしろかったです。
フリーランスと聞いた瞬間のユーノの反応、一体ユーノの中にはどんなイメージがあるんだ。
2008-08-18 Mon 06:38 | URL | MIst #/9hBKkrU[ 内容変更]
話を聞かないデバイスって…
かなりAIに問題がありますねw
でもDランクでAランクに勝てるようにできるんだから有る意味ものすごく優秀なAIなのかな?

ところで、作中でユーノが
>「そうだったんですか。時空管理局に代わって、礼を言います。
と言ってますが、何故にユーノが管理局に代わってお礼を?
ユーノの今の立場としては、スクライア一族・ジュエスシードの発掘者・責任を感じて自らの手で回収しようとしてる。
というような感じですよね?
時空管理局に応援要請しないようなヤツが時空管理局に代わってお礼なんておかしくないですか?
2008-08-20 Wed 13:44 | URL | #CmmwLt5M[ 内容変更]
で、続きは?
2008-08-20 Wed 16:04 | URL | #-[ 内容変更]
原作……見て見ようかな。
どうも、ベリウスです。自分はリリカルなのはの事はほとんど知らないですが、スゴく楽しめました。もはやマスターで有る大樹を無視して話を進めるガルウィング、かなり自己中心的なAIですね。なのは達と大樹の「大人」と言う言葉に対する食い違いも面白かったです。この小説を読んでる内に、これを契機にアニメの方も見て見ようかなと思いました。3話と4話はどんな物語なのか今から更新が楽しみです。
2008-08-21 Thu 17:33 | URL | ベリウス #VSnRaRv6[ 内容変更]
セタップ!!の一言にやられましたw
ガルウイングの割り込み具合がいいですねー
ぜひ続きを読みたいです。
2008-08-25 Mon 22:24 | URL | #-[ 内容変更]
リリカルなのはは知らなかったんですが…。
 滅茶苦茶、大樹とガルウイングの会話!?が面白かったです。まだ続きがあるんですか?いろいろ書いてほしいです。ゼロ魔のように、なのは視点なども書いてほしいです。特に、ガルウイングと大樹の出会いシーンを…。

 >大樹を除いて、ガルウイングを装備したまま戦場に出る命知らずはいなかった。
 大多数の人間は、あくまでこのデバイスを移動用と割り切って使っていたのだ。
それでも実際に使用したのは極小数、しかも一度使用した者は二度と使おうとは思わなかったのだが。

 という話から、作ってくれませんか?
2008-08-27 Wed 02:26 | URL | 凡士 #-[ 内容変更]
原作以上におもしろいです!
頼りなる大人というのは大樹のような男です(笑)
これからもどんどん死にそうになるでしょう。
2008-09-01 Mon 00:54 | URL | : #-[ 内容変更]
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