ネクオロでした
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零の使い魔。~聖十字の騎士~ 第十七話
2009-10-25 Sun 22:59
黒尽くめの青年は~、ドイツの民家で~、スタンド使いと出会った~。

                                                  使い魔

あぁ、本当に……来てくれた……。

                                                  メイドさん

次回の次回あたりから本気を出すわ!

                                                  ご主人様
「ほう、ネズミ風情が強気だな」
 ……アンタ誰?
 二階に繋がる階段の踊り場に、そのおっさんは立っていた。
 くるりんと微妙に巻き風味の髭が特徴の―――逆に言えばそれぐらいしか特徴のないおっさんだ。
 首にはハリセンのような形状の襟が巻き付いている。正直、きもい。
 あれは確か貴族の正装の一つ……だった気がする。
 日本であんな格好をしていたら、十中八九生暖かい目で見られることだろう。
 で、最悪の場合、青い制服を着た怖い人達がやって来る、と。
「……忠告だ」
「忠告だと?」
 おっさんが訝しげに首を傾げる。
 まさかとは思うが、この人が屋敷の主じゃないだろうな?
 だとしたら、初見の印象は最悪だ。お互いに。
 特に、勝手に家に入り込んでいた俺に対する心象は最底辺だろう。
 兎に角、門番の人のことを伝えなければ。
「門番が……倒れている。すぐに……手当てしてやれ」
 この際、敬語でない点には目を瞑って欲しい。
 頭を打っているんだ。何の異常もないか調べる必要がある。
 だが、何を思ったかおっさんは不機嫌そうにこう吐き捨てた。
「フン、これだから平民は使えん。こんな薄汚いネズミ一匹処理することが出来ないとはな」
「手当てしろと……言っている」
「……平民がこの私に命令する気か?」
 おっさんの眉が釣り上げる。
 剣呑な雰囲気になっているのは分かるが、人の命が関わっている(かもしれない)のだ。
 いくらヘタレとは言え、ここで素直に引き下がるわけにはいかない。
「お前の階級など……どうでもいい。……いいか? もう一度しか……言わん」
 このおっさんは見た目と態度からして、間違いなく貴族だ。
 相手が貴族ならば、どういう態度で接すればいいか俺なら分かる筈。
 伊達に魔法学院で使い魔はやっていないぜ。
「門番の手当てを……しろ」
 視線に目一杯誠意を込めて、心の底から訴え掛ける。
 学院に居る貴族の人達はこの方法で説得することが出来た。
 年齢が二十程違うが、このおっさんにもきっと通じる筈だ。
「き、貴様……自分が、な、何を言っているのか、わ、分かっているのか!?」
「……ああ」
「こ、この私を怒らせたらどうなるか知りたいのか!?」
 前言撤回。
 このおっさんは年齢こそ高いものの、中身はどうしようもなく子供らしい。
 というか逆切れにも程があるでしょう?
 しまいには杖を抜いたおっさんに、今の立場も忘れて俺は溜め息を吐いた。
 これが銃なら飛び跳ねんばかりに驚くところなのだが……あれだけ痛い目を見てまだ俺は学習出来ていないらしい。
 門番の人もこのおっさんも、何か良くない薬物でもやっているんだろうか?
「グッ……! 私の二つ名は“波濤(はとう)”! 私は“波濤のモット”だ!」
「……で?」
 鳩のモット?
 訳分からん。ついに薬が頭に回り始めたのか?
 門番の人もそうだが、この人の事も割かし本気で心配になってきた。
 いけ好かない態度のおっさんだけど、それが薬のせいなら仕方ない。
 ああいう危ない薬は禁断症状が凄いと聞くが、是非とも更正してほしいと思う。
「ウオォォォォ―――っ!」
「…………」
 参った。
 唐突に叫び出した。もう、俺じゃあどうしようもない。
 これだけ広い屋敷なのに、人が全然出て来ないのも謎だった。
 何を考えたか、おっさんが側にあった花瓶を台ごと蹴倒す。
 ―――ちょっと!? 高いんじゃないの、それ!?
 間に合わないのは分かっているが、体は勝手に動き出していた。
 俺のせいで割れたとか言われたら堪ったもんじゃない!
 花瓶を拾おうと駆け出し、手を伸ばす。
 ―――ジャンプすれば間に合うか!?
 ダンと床を蹴り、前へと飛び出した。
 目の前では花瓶から零れた水が蛇のように蠢いている―――って、は?
 な、何この水……? きもいんですけど。怖いんですけど。
 躊躇している間に、花瓶は割れずに階段の半ば程に転がっていた。
 豪華そうな見た目に反して、実はプラスチック製だったということか。
 い、いや、問題はそこじゃない。あのきもい水は何処行った!?
 肩越しに一瞥して愕然とした。
 俺がさっきまで立っていた位置に、穴が開いている。
 穴の周辺に水が飛び散っている時点で、犯人はあの水しか居ない。
 何処から迷い込んだのか、穴の周辺には数本の矢まで刺さっていた。
 おっさんは顔中に汗を浮かべ、何やらモゴモゴと呟いている。
 ……こいつか。このおっさんの仕業か!
 幻覚でも見えているのか、見開かれた瞳は異様な程に血走っていた。
 ―――怖っ!?
 シシャクの幽霊とは別な意味で怖い。
 恐怖が体を突き動かし、ベルトからナイフを引き抜く。
 左手のる~んが発光し、ぱわぁが俺の体を駆け巡る。
 このまま一気に距離を詰めて攻撃だ―――と悲壮な決意を固めたところで、またきもい水が襲い掛かってきた。
 だがしかし、今の俺ならばあの程度の水、余裕しゃくしゃくで見切ることが出来るぜ!
 る~んが光っている間は動体視力も馬鹿みたいに良くなる。
 普段の俺なら対応出来ない速度で迫る水でさえ、今の俺にはゆっくり動いて見えている。
 何だか妙に先端が尖った水をギリギリまで引き付け―――かわす!
 調子に乗っていた天罰か。踏み出した足に違和感を覚えた時には既に遅し。
 俺の体はものの見事に半回転していた。
 尻を打ち付けるも、手摺を掴むことで階段から転げ落ちるのだけは何とか阻止する。
 致命的な隙だったのだが、どういうわけかおっさんは追撃してこなかった。
 見れば、青白い顔をして杖を突き出した格好のまま固まっている。
 足元には彼が倒して俺が踏ん付けた花瓶が転がっていた。
 今更、先の自分の行動を後悔しているのだろうか?
 立ち上がり、おっさんの動向に注意しながら階段を上がる。
 震え上がっているおっさんは、何するわけでもなく俺を血走った目で見つめていた。
「……気は済んだか?」
 杖を掴む。
 大した力も込めていないのに、おっさんの手からそれはすっぽ抜けた。
 この杖もかなり値はあるんだろうが……錯乱した相手に持たせるわけにはいかない。
 心を鬼にして、半ばでへし折っておく。
 シシャクの持っていた杖と違い、おっさんの杖はルイズの持っている物と似たような形状だった。
 丈の短い、携帯に特化したタイプなのだろう。だからこそ壊れ易い。
 この杖の機能は水を自在に操る力、といったところか。
 ジョ○ヨでいうところのゲ○神だな……マジ半端ないよ、このドイツ。
「あ、ああぁ……あぁ……」
 その場にへたれ込み、ずりずりと両腕を使って後ずさるおっさん。
 もしかして薬が切れちゃったのかな……かわいそうに。
 自業自得とは言え、ここまで来ると哀れみさえ沸いて来る。
 このおっさんに道を訊いても分からないだろう。
 内心で困り果てていると、おっさんが口角から泡を飛ばしながら言った。
「な、何が望みなんだ!? 金か!? 金だったらいくらでもやる! だから、だから私の命だけは……!?」
 ちょっと待ってくれ。
 これじゃあ、俺がまるで悪いことをしたみたいじゃないか。
 実際、良いことをした記憶はないが……見ず知らずの人の命を救おうと頑張ったことだけは認めてほしい。
 だいたい望みを言えとか言われてもなぁ。
 俺の今の望みは―――。
「……シエスタ」
 に、カチューシャを届けることだ。
「し、シエスタ……!? あ、あの平民の娘か! あの娘を差し出せば、見逃してくれるのか!?」
「知っている……のか?」
 おっさんがシエスタのことを知っていたとは予想外だった。
 ものすごいスピードで何かをまくし立てているが、焦っているのか言っていることがよく分からない。
 仕方なく、おっさんと視線を合わせる為に腰を屈める。
 る~んの反動が足に来ていたのか、そのまま少し前のめりになる。
 目の前には顔色の悪いおっさん。
 このまま倒れ込めば、彼と物理的に接触することになる。
 それだけは嫌だと手を伸ばしたら、おっさんの顔の横に掌を叩き付ける羽目になった。
 その際、手首から変な音がして泣きそうになったのは秘密だ。
「手が……滑った」
 ワザとだと思われるのは困るので、愛想笑いなど浮かべておく。
 さて、問題は何割伝わるか、だな。
「わ、悪かった! シエスタはすぐに返す! もう変な気は起こさないと始祖ブリミルに誓う! だから、だから命だけは取らないでくれ……い、いや、取らないでください!」
「返す……だと?」
 こいつ、何を言っているんだ?
 まるで、このおっさんがシエスタを攫って隠していたみたいな口ぶりだ。
 いきなり敬語で話し始めたのも謎だった。
 やはり、薬が抜け始めているのかもしれない。
「い、いえ、返させて頂きます! もちろん、支払ったお金を返却しろなどとは言いません!」
「人を物扱いするのは……感心出来んな」
「は、はい、ごもっともです!」
 薬中の人間の言う事だ。
 全うな発言をしているとも思えないが、やはり知り合いの女の子を物扱いされるのは気に食わない。
 シエスタは売り物じゃないぞ、この野郎。
 そういう、微妙にR指定されるような発現は控えて欲しいものだ。
 その後、頼むから外で待っていてくれと懇願され、俺は再びあの大きな門の前に居た。
 こういう時、客人は応接間で待たせるものじゃないのかとも思ったけど、よく考えたら俺は客じゃないんだよなぁ。
 まさかシエスタを探していたら、薬中の住人達の住まう屋敷に出るとは。
 俺の人生もつくづく波乱万丈である。
 それにしても、いったいいつまでここで待っていればいいのだろう?
 門柱に背を預け、夜空を見上げる。
 出発した時は昼間だった。あの時はまさかこんな時間までふら付く羽目になるとは、思いもしなかったよ。
 あ、あの門番は他の門番の人達が運んで行ったから安心してほしい。
 案の定、屋敷の中には他の兵士やメイドさんも居たのである。
 それでは何故、出て来なかったのか?
 答えは簡単。
 おっさんが出て来なくていい、とか言ったらしい。
 何か嫌なことがあったらしく、侵入者(俺)で憂さ晴らしをしようと考えたのだとか。
 その結果が薬中でご乱心である。
 あと、屋敷に居た何人かのメイドさんに礼を言われた理由が未だに分からない。
 まあ、主の薬中を止めてくれたことに対する礼というのが一番無難だろう。
 思考の内に沈んでいた俺の耳に、金属の擦れるような音が届いた。
 誰かが門を開いたのだ。
 振り返れば、いつもと違うメイド服(っぽい何か)に身を包んだシエスタが立っていた。
 両手で中程度の鞄を一つ持っている。
 ……うわぁ。マジかよ、この展開は流石に予想していなかった。
 何というか今の彼女の格好は……すげーエロいのである。
 胸のところがやけに大胆に開いているし、スカートの丈もやたらと短い。
 フリフリが多いのは女の子らしくて良いとは思うが、俺としては清楚なメイド服の方が好みである。
 そんな中、地味な色合いの鞄だけが異様なくらい浮いていた。
「ダンケ……さん?」
「ああ」
 何が起きているのか分からない。
 シエスタはそんな感じの表情を浮かべていた。
 そして、それは俺も同じである。
 まさか、この屋敷にシエスタが居たとは思わなかった。
 つか、俺は最初から思い違いをしていたんじゃ……。
 あのメイド服は屋敷のメイドさんが着ていた物と同じだ。
 これが意味することはつまり……い、いや、余計なことを考えるのは良そう。俺の胃の為にも。
「え……ど、どうして!? どうして貴方がここに居るんですか?」
「……忘れたのか?」
「……え」
 きょとんとするシエスタは可愛かった。
 まあ、何はともあれ、もう一度彼女と会うことが出来たわけだ。
 過ぎたことを深く考えても仕方ない。前向きで行こう、少なくとも今だけは。
「言った……だろう? 近い内に……会いに行くと」
 出来る限りの笑顔を浮かべ、言葉を口にする。
 十数時間を近い内と呼べるかどうかまでは知らないが。
 まさか道を尋ねようと思った家が目的地だったとは……世の中、そんなに捨てたもんじゃないな。なにか得体の知れない力を感じるぜ。
「ぁ―――っ」
 口元に手を当てるシエスタ。
 その瞳から大粒の涙がいくつも零れ落ちる。
 うぉ―――っ!? そ、そんなに感激してくれるとは思わなかった。
 涙を拭く物はないのかとポケットに手を突っ込む。
 布の感触が指先に触ったので引っ張り出し、そこでそれが何なのかを思い出した。
 そうだ、俺はこれを彼女に届けに来たんだった。
 今のシエスタの頭には、こう言ってしまうのも何だが、けばけばしいカチューシャが乗っかっている。
 金やら銀やらの糸で縫い込んである、夜中にバイクや車で暴走する人達が好みそうなカラーリングだった。
 でも、やっぱりシエスタには―――。
「こっちの方が……似合っている」
 けばいカチューシャを取り、代わりに持って来た白いカチューシャを乗っける。
 ちょいと馴れ馴れしい気もするが、る~んを使って疲れている俺のテンションなど大抵がこんなものだ。
 手に持ったけばいカチューシャを返そうとしたその時、シエスタが唐突に抱き付いて来た。
 むぎゅってなるアレ。訳が分からず硬直するオレ。
 それが感謝の意を表しているものだと気付いたのは、少女が涙ながらに礼を述べていたから。
 手持ち無沙汰になってしまった両手をものすごい精神力を使ってシエスタの肩に置き、そこで力尽きて再び硬直する。
 このような展開はドイツにやって来てから何度か経験済みだ。
 但し、慣れているかと訊かれれば答えはNOなわけで。
 石像の如く固まる俺を、雲の切れ間から顔を出した月だけが眺めていた。
 ……この子、着痩せするタイプなのね。


 モット伯の屋敷に着いた早々、シエスタは新しい仕事着を着用するよう命ぜられた。
 魔法学院のそれとは違い、モット伯邸の仕事着は露出度が異様に高い仕様になっている。
 胸元は大きく開き、スカートの丈も学院の物と比べてかなり短い。
 白を基調としている点は同じだったが、この仕事着にはピンク色のフリルがいくつもあしらってあった。
 その後、すぐにモット伯の前に連れて来られたシエスタは、彼の前で床の掃除や窓拭きをするように命じられる。
 モット伯の意図はそのにやけた表情から分かり切っていたが、彼に買われた少女はそれに従う他なかった。
 そのまま夕方まで彼の指示通り働いたシエスタは、ついに入浴して身を清めて来るように言われてしまう。
 彼女に逆らうという選択肢は端から存在しない。
 先輩のメイドに連れられ、浴室まで案内される。
 伯爵の屋敷なだけあって、浴室は広く、何よりも豪華だった。
 金と銀の装飾が散りばめられ、湯を吐き出しているのは純金製の獅子頭、用意してある備品も魔法学院で働いたことのある彼女ですら見た事のない最高級の物ばかりだ。
 湯船に身を沈ませ、シエスタは想いを馳せる。
 確かに、この浴室は素晴らしいと思う。
 だが、どうしてだろうか?
 少女の目にはこの絢爛豪華な浴室が色褪せて映っていた。
 脳裏を過ぎるのは、黒衣の青年に勧められて入った異国のお風呂。
 大釜を磨いただけのあの浴槽が、屋根のない布に仕切られただけのあの浴室が、今のシエスタにはとても愛おしく思えてならなかった。
 湯船に顔まで浸かり、息を吐き出す。
 水泡となった吐息が昇っては弾けて行く。
 この後の自分の身に何が起きるか、それを考えるだけで涙が溢れて止まらなくなる。
 村を出る際、母親に告げられた言葉が脳裏に蘇った。
 ―――シエスタや、これと決めた男の人以外に、肌を見せてはいけませんよ。
(やっぱり、わたしが村娘だから……。だからダンケさんは、何の反応も示してくれなかったのかな)
 青年に入浴を勧められた時、シエスタは大いに困惑していたのだ。
 それもそうだろう。
 年頃の少女を薄布一枚隔てた先にある風呂に勧めるなど、正気の沙汰とは思えない。
 しかし、シエスタは青年の厚意を受け取る道を選択した。
 明日、自分はモット伯の元に向かうことになる。この意味は重々理解していた。
 だからこそ、最後に出来る限りの勇気を振り絞って行動を起こそうと考えたのだ。
 その結果は彼女の望むものとは多少異なっていたものの、それでも有意義な時間を過ごすことが出来たと思う。
 青年の強さの秘密、その一端を見ることが出来たのだから。
 物思いに沈んでいる間に、時間はだいぶ経過していたらしい。
 メイドに呼ばれ、シエスタは浴槽からあがった。
 いよいよ、彼女が本当の意味でモット伯のメイドになる時が来たのである。
 下唇を噛み、手の甲で涙を拭う。
 いつまでも、ここでこうして居ても仕方ない。
 頭ではそう理解しているが、どれだけ拭おうと涙は留まることなく溢れて来る。
 その時、浴室の扉が勢いよく開いた。
 今のシエスタは裸だ。つい先程まで入浴していたのだから当然なのだが。
「きゃ!?」
 悲鳴をあげ、体を隠すようにその場でしゃがみ込む。
 つい先程まで抱いていた恐怖とはまた別の感情が少女を遅い、その瞳が潤んでいく。
 歪む視界をゆっくりと上げる。
 そして、彼女は潤んだ双眸のまま小首を傾げる羽目になった。
 シエスタの予想とは裏腹に、浴室に飛び込んで来たのは複数のメイド達であった。
 彼女等は皆一様に、その整った顔を焦りと困惑の一色で染めている。
 混乱の極みにあるシエスタをよそに、メイド達は少女の体を手にしたタオルで拭き、メイド服を着せ、彼女の鞄を持たせた状態でエントランスへと押し出していく。
 メイドから一転して着せ替え人形となったシエスタは、顔に大きな疑問符を浮かべながらオロオロするしかない。
 エントランスにはモット伯が杖を持って立っていた。
 とは言え、彼の手にしている杖はメイジが魔法を行使する際に用いるものではない。
 老人が歩行の補助に使用するような、何の特徴もない長い木の棒である。
 シエスタがこの屋敷に到着した時、モット伯は自分の脚でしっかりと立っていた。
 なのに、今は杖の補助があってやっと立っている―――というより、杖にもたれかかることで辛うじて立っていられるという状態である。
 ますます訳が分からなくなり、シエスタは目を瞬かせた。
 彼女の姿を確認したモット伯はよろよろとした足取りで歩み寄ると、その場で頭を下げ始める。
 貴族が平民に頭を下げるというその異常な光景を前にし、少女は呆然と立っていることしか出来ない。
「シ、シエスタ! 悪かった、私は何も知らなかったんだ! どうか、これで許してほしい!」
 そう言ってモット伯が取り出したのは、金貨の詰まった皮袋だった。
 それをシエスタに押し付けるように渡すと、彼は衛兵を促した。
 慌てて衛兵が玄関の扉を開く。
 舞い込んだ夜風が、風呂で火照った少女の頬を優しく撫でた。
 それによって、ほんの少し冷静さを取り戻したシエスタが恐る恐る尋ねる。
「あ、あの……いったいどういう―――」
「さ、さあ、早く行きなさい! いいかね? これで私と君は何の関係もないからな!? くれぐれもそのことだけは忘れないでくれたまえ!」
 得体の知れない何かに怯えるように、モット伯はその顔を深い青に染めていた。
 息は荒く、その目は顔色とは対照的に赤く血走っている。
 モット伯の剣幕に言葉を遮られ、シエスタは半ば放り出されるような形で屋敷の外に出た。
 押し付けられた皮袋を鞄にしまい、首を傾げながら石畳を歩いて正門に辿り着く。
 馬車の中から見た時はとても大きく映ったこの門が、不思議と今は小さく感じた。
 常時立っている筈の門番は居ないらしく、周囲はひっそりと静まり返っていた。
「よいしょっ……と」
 体全体を使うようにして、門の扉を押し開けていく。
 日頃から家事で体を動かしているのが幸いしたのか、少し息が上がる程度の労力で門を開くことが出来た。
 出来た隙間に体を捻じ込むようにして、モット伯邸の敷地内からシエスタは抜け出した。
 自分の身に起こった出来事がさっぱり理解出来ず、ひたすら首を傾げる。
 そんな少女の視界に、不意に黒い何かが映った。
 びくびくしながら暗闇に目を凝らす。
 輪郭が少しずつ鮮明になっていくにつれ、恐怖は驚きへと変わっていった。
 そして、少女はこの場に居る筈のない人物と再会する。
「ダンケ……さん?」
「……ああ」
 ルイズの召喚した黒衣の使い魔が、門柱に寄り掛かるようにして立っている。
 瞳に掛かった長い前髪が、肌寒い夜の風に揺れていた。
「え……ど、どうして!? どうして貴方がここに居るんですか?」
 ここはモット伯の屋敷の前。
 少なくとも、ヴァリエール家の令嬢に仕える彼とは甚だ無縁の場所だ。
 奇妙なことが連続で発生し、果ては居る筈のない青年までも登場し、シエスタの思考回路はもはや焼け付く寸前だった。
「……忘れたのか?」
「……え?」
 ダンケは門柱から身を離すと、淡々と口を開いた。
「言った……だろう? 近い内に……会いに行くと」
 その口元に微かな笑みを浮かべ、青年はシエスタを穏やかな瞳で見つめている。
 一瞬、少女は彼が何を言っているのか理解出来なかった。
 ゆっくりと時間を掛けて頭が言葉を噛み砕き、消化していく。
 ―――そして。
「ぁ―――っ」
 じわりと、再びシエスタの双眸が大きく潤む。
 気付いた。気付いてしまった。
 青年の言葉の意味、そして……彼がここに居る理由を。
 ……そう、ダンケは自分を解放する為にここまでやって来たのだ。
 モット伯が異常なまでに怯えていた理由も、それならば納得出来る。
 運命など絶対に認めない。昨日の晩、目の前の青年はそう言った。
 そんな彼は自分の運命だけでなく、顔見知りに過ぎない一人の少女の運命すら打ち砕いてみせた。
 曇天の空に光が差し込むように、その気高き精神と慈悲の心で以って進むべき道を切り開いたのだ。
 ぽろぽろと涙を零すシエスタを、青年は苦笑しながら見つめている。
 不意に上着のポケットに手を突っ込むと、そこから白い布切れを取り出してみせた。
 それは、彼女が学院で働く時に着用していたカチューシャだった。
 手にしたそれを広げ、シエスタの頭に乗っていたカチューシャと入れ替える。
「こっちの方が……似合っている」
 ダンケがそう口にした瞬間、シエスタの中で何かが弾けた。
 涙を拭おうともせずに、目の前で屹立している青年の胸に飛び込む。
 様々な感情が滴となって、曾祖父譲りとされる黒い瞳から溢れては零れていく。
 わんわんと子供のように泣きじゃくる少女。
 残った僅かな理性が礼を述べる為に口を動かしてはいるが、嗚咽混じりのそれは言葉としての機能をほぼ失っていた。
 シエスタの肩に手を置き、青年は静かに彼女を見守っている。
 ―――君の居場所はここなんかじゃない。そうだろう?
 その黒き瞳が、幾千幾万の言葉よりもはっきりとそう語っていた。


 衛兵に屋敷警備の強化を命じ、メイド達に散らかったエントランスの片付けを言い付ける。
 よろよろとした足取りで自室に向かい、ベッドに腰を下ろす。
 手にしていた杖を床に放り投げ、重く深い溜め息を吐き出した。
 この場に居るのは、彼―――ジュール・ド・モット伯一人だけだ。
 掌に視線を落とす。
 汗でベットリと濡れた手は今尚小刻みに震えていた。
 ちょっとした憂さ晴らしのつもりだったのだ。
 書物蒐集を趣味としているモット伯は、男性の欲情を駆り立てる効果があるという『召喚されし書物』を手に入れんと八方手を尽くしていた。
 入手した情報によればゲルマニアのある貴族が所有しているらしいが、それが誰なのかが分からない。
 焦りは苛立ちへと変わり、日々蓄積していく。
 偶然、魔法学院で見掛けた上質のメイドを手に入れたことで多少なりとも溜飲は下がったが、そこまでだった。
 そんな最中に、ノコノコとこの屋敷に侵入する馬鹿な平民が居るとの情報が入ったのだ。
 本来ならば衛兵に対応させるのだが、怒りの捌け口を探していたモット伯はこの機会を利用しようと考えた。考えてしまった。
 衛兵には予め待機だけしておくように告げ、エントランスの正面にある階段の踊り場で愚かな侵入者を待ち受ける。
 相手が何者で、どんな武器を持っているのかは分からないが、玄関から彼の居る地点まではある程度の距離が確保されていた。
 更に、死角には弓を構えた数人の兵も待機している。
 万が一、侵入者が平民と偽ったメイジだった場合、彼等の射撃で詠唱を妨害する算段だった。
 そして、モット伯は水のトライアングルメイジ。
 水の魔法は治療に用いられるだけでなく、風系統と組み合わせることで大気中の水分を凍結させ氷の刃を生み出すことが出来る。
 治療だけでなく、攻撃にも使える万能の系統―――それが“水”なのだ。
 メイジは己の属性こそが最強だと妄信する傾向が多々あるのだが、多分に漏れずモット伯も自身の系統を過信していた。
 ゆっくりと扉が開き、侵入者の平民が姿を現す。
 黒髪黒目で着ている物まで黒尽くし。
 視認出来る限り、持っている武器は腰に差した短刀だけのようだ。
 舐められたものだと口元を歪な形に歪ませ、不埒な賊をどうしてやろうかと考える。
 このままここであっさり殺してしまうのは面白くない。
 これが彼の有名な盗賊“土くれのフーケ”ならば、王宮に突き出すことで自分の株を上げることも出来ただろう。
 しかし、残念なことに“フーケ”は既に捕らえられ、投獄されている。
 目の前の貧相な盗人一人を捕らえたところで、モット伯には何のメリットもない。
 徹底的にいたぶった後は、打ち首にして晒してやろう。
 せいぜい、その程度の認識しかしていなかった。
 最初におかしいと思ったのは、あの男がメイジの自分と遭遇したというのに一切焦っていない点だった。
 無礼な言葉を吐き、自分が倒した門番の手当てをしろとしつこく告げる男に、モット伯は更に怒りを募らせることになる。
 だがその直後、“怒り”は“恐怖”に転じることになる。
「門番の手当てを……しろ」
 たった一言。たった一言にも関わらず、その言葉に込められた殺気はモット伯の元まで届いていた。
 エルフと対峙しているかのような、本能に直接訴え掛ける恐怖が彼の体を不可視の鎖で拘束する。
 鋭い視線は見得ざる白刃と化し、魔法に長けた彼から冷静な思考を切り取っていく。
 今になって思えば、この時に自分の敗北は決定したのだろう。
 恐怖に負けたモット伯は花瓶を倒し、中の水を使って魔法を発動させる。
 中空で停止した水は蛇のようにうねり、黒衣の男に向かって襲い掛かった。
 水を一から精製するには時間がかかる。
 それ故に、彼は花瓶の中にあった水を媒介にして魔法を行使したのだ。
 常人ならば避けられぬ速度を以って放たれた一撃は、しかしいとも容易く回避される。
 どのような術を用いたのか知らないが、発動する前に呪文を見切っていたのだろう。
 そう考えなければ、あの魔法を避けられる説明が付かない。
 モット伯が魔法を使ったのとほぼ同時に、潜んでいた衛兵達も男に矢を射掛けていた。
 もっとも、トライアングルメイジの魔法を回避してみせた存在に、何の魔法効果もない矢が当たるわけがなかったのだが。
 モット伯が魔法を使用したことで、完全に敵として認識されてしまったのだろう。
 杖を手にしたメイジは、平民にとってオーク鬼やトロール鬼以上に恐ろしい存在の筈だ。
 ところが、男は自然体のまま彼との距離をゆっくりと詰めて行く。
 その表情に不安の色は一切ない。
彼の瞳が宿しているのは、引き込まれそうな程に深い虚無の闇だった。
 階段を昇る男目掛けて、モット伯は再び魔法を唱える。
 発動した呪文はウォーター・カッター。
 水を圧縮して刃とし、対象を切り裂く白兵戦用の呪文である。
 案の定、最初の一撃は青年によって容易く避けられた。
 だが、それこそがモット伯の狙いだったのだ。
 彼が杖を振ると、水があたかも意思を持っているかの如く蠢き、向きを変えた。
 弧を描くような軌道を描いた水流は、そのまま男の首を刎ねんと迫る。
 完全なる死角からの一撃。
 次の瞬間、男は水の鎌によって断頭され、その首が血飛沫をあげながら宙を舞う……筈だった。
 クン―――と、男の体が沈み込む。
 首を狙った一撃はかわされ、虚空を薙ぐだけに留まった。
(かかったな、バカめ……!)
 術者の精神力が尽きるまで、水は彼の体の一部として使役される。
 幸いにも、男は階段の半ばで片膝を付いていた。
 足場が悪いことを失念していたのだろう。
 この決定的な隙を見逃す手はない。
 モット伯は再度水を操らんと意識を集中させようとし―――唐突に腹部に奔った痛みに、悶絶することになる。
 痛みのあまり朦朧とする意識の中、俯いた視界に見慣れた物が映っていた。
 それは、花瓶だった。
 落下しても割れぬよう、固定化の呪文が掛けられた花瓶が足元に転がっている。
 この痛みの原因がそれだと気付くのに、さして時間はかからなかった。
 あの男はウォーター・カッターを回避したと同時に、花瓶を自分目掛けて蹴り飛ばしていたのだ。
 メイジとここまで戦い慣れている平民が居ることに、モット伯は恐怖した。
 しかし、本当に恐ろしいのはここからだった。
 杖を容赦なく奪われ、へし折られる。
 配置した衛兵の位置に気付いているのか、男は巧みに彼等の射程から外れるように動いているようだ。
 あの虚無の眼光を間近で受け止めて尚、貴族然と振舞う気力はモット伯には残されていなかった。
 命乞いをして金を払おうとする彼に対し、男が求めたのは一人の女だった。
 ―――“シエスタ”。
 魔法学院で働いていた少女を、この日、モット伯は自分の手篭めにする算段だった。
 シエスタは今、体を清める為に入浴している筈だ。
 この男はもしや、あの娘の恋人か何かなのか?
 もしそうだとしたら、まだ付け入る隙はある。
 どうにかしてこの男の油断を誘い、その隙にシエスタを人質に取ればいいのだ。
 彼女の身柄は既にモット伯の物となっている。
 自分の物をどのように扱おうと、それでお咎めを受けることはない。
 伯爵の家に忍び込んでまで救おうとする女だ。
 シエスタさえ確保してしまえば、この男は一切の抵抗が出来なくなるだろう。
 そのあとにたっぷりと痛め付け、自分が抱いた以上の恐怖を刻み付けて殺してやる。
 そう考えた直後、耳元で空気が弾けた。
 突き出された男の右手が、モット伯の耳を掠めて壁に叩き付けられていた。
 顔を青白く染め、彼が恐る恐る視線を持ち上げる。
 男の口元には……冷笑が浮かんでいた。
 違う。
 この男はシエスタの恋人等では断じてない!
 男が浮かべている表情は、獲物を狙う猛獣そのものだった。
 ようやく、モット伯は己の過ちを悟ることになる。
 この男はただ、自分の目を付けた獲物が横取りされるのを嫌がっただけなのだ、と。
 仮にシエスタを人質に取ったとしても、人の姿を借りたこの獣は容赦なく少女の肢体を引き裂くだろう。
 男は愉しそうに言った。
 ―――人間を物扱いするのは感心しないな、と。
 その言葉に本音が含まれて居ないのは明らかだ。
 この男は自分が満足する為だけに人を殺すことが出来る、狂気に満ちた殺人鬼なのだから。
 門番の手当てを命じたのも、自分を煽る為だったに違いない。
 慈悲の欠片もないこの男にとって、人の命など路傍の石程度にしか思っていない筈だ。
 男が重視するのは只一つ、定めた獲物を自分の手で殺すことのみ。
 全てを悟ったモット伯に出来ることは、男の“興味”が自分に移る前にシエスタを引き渡すことだけだった。
 もう二度と会うことがないだろう少女に金子を渡したのは、僅かに残っていた彼の良心が働いたからかもしれない。
 もう一度重い息を吐き出し、モット伯は両手で頭を抱えた。
 しばらく仕事を休み、何処か遠いところで療養しよう。
 直接危害を加えられたわけではないのに、彼は心身共に酷く衰弱していた。
 最低でも数ヶ月間は、まともに眠れぬ夜が続くことだろう。
 思い出すことを拒もうとする心とは裏腹に、目蓋を閉じればあの男の鋭い目付きが鮮明に蘇る。
 ゴクリと喉を鳴らして唾を飲み込み、モット伯は瞑目した。
 この世の物とは思えない虚無をその瞳に宿した男。
 彼は始祖ブリミルに祈った。
 もう二度とあの男と関わらせないで欲しい、と。
 平民の女性に手を出すのもしばらく―――いや当分控えた方が良いだろう。
 また今回と同じように、あの男の“標的”と自分の趣味が重なってしまう可能性もあるのだから。
 一度目は警告だけで済んだ。
 だが、二度目が同じである保障は何処にもない。
 震える手でデスクから空のコップを手に取り、魔法を使って水を満たそうと懐に手を差し込む。
 しかし、そこに彼愛用の杖はなかった。
 彼の杖はあの男にあしらわれた際に、へし折られてしまっていたからだ。
 ベルを鳴らして使用人を呼ぼうとし、思い止まる。
 こんな惨めな姿を彼等に見せるわけにはいかない。
 空のコップをデスクの上に戻し、ベッドにその身を横たわらせる。
 魔法のランプの明かりは煌々と室内を満たしている。
 杖を失ったこの身では、“コモン・マジック”である“消灯”も満足に唱えることは出来なかった。
 ランプの明かりに照らされる中、モット伯は一晩中瞬きを繰り返しながら過ごすことになる。
 その胸には決して晴れることのない“虚無の闇”が根付いていた―――。


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この記事のコメント
No title
待ってましたーーーーー!!!!
今回も最高でした。ゆっくりでもいいんで今後も
是非更新続けていってください。
2009-10-26 Mon 02:15 | URL | mujin #-[ 内容変更]
No title
あぁ、やっぱり(涙。
誠意をこめた目→殺気だらけの目 orz
ダンケいい加減に進歩……したら面白くないからそのままでw

ゼロ魔は小説オンリーだったので、これがアニメ版のお話とは知らなかった私です。小説とアニメじゃ序盤から大違いだそうで、ルイズの性格は原作が徹底的に印象悪いので(サイトのいたずらも酷いですが)、二次創作じゃなきゃ読めなくなってしまった私です。

ゆっくりでもいいから続いて欲しいなと思う今日この頃。
追記:夜中に大爆笑してしまった(焦り
2009-10-26 Mon 03:17 | URL | トオリスガリノカメンライダッ #-[ 内容変更]
かっこええなあ
相変わらずかっこええですなあ、対外的には。
中身はいつものあれなんですけどねえ。
しかし、そこに(ry

シエスタが助かってよかったですわん。
そして…モット伯よ、アーメン。
2009-10-26 Mon 04:42 | URL | 中年戦士メタボマン #-[ 内容変更]
手に汗握る、です
いや~、おもしろい。この一言に尽きる!
読んでる間ずっとニヤニヤ顔で、なんというかもう
…ふぅ。

頑張ってください。応援してます。
2009-10-26 Mon 07:05 | URL | sakurai #-[ 内容変更]
No title
シェスタ視点でのダンケがかっこよすぎるww
そして愛想笑い→獲物を狙う獣って理解されなすぎww
いつかダンケの心を理解する人は現れるのか!?
更新楽しみにしてます
2009-10-26 Mon 07:43 | URL | ヤス #-[ 内容変更]
No title
 ダンケの勘違いは凄いなあ。特に…
>視線に目一杯誠意を込めて、心の底から訴え掛ける。
 学院に居る貴族の人達はこの方法で説得することが出来た。

 出来てないって…。自分で、目つきがやばいって知っているのに、さらに、勇気ある友達から、とんでもなく怖いと教えてもらっているのに…。

 ふと、ダンケってこのトリップ関連で、恋人でも作らないと、結婚とか出来ないのではないかと、思いました。もしも、元の世界でもこんなつり橋効果のよくある世界なら、問題ないですが…。ダンケなら、ルーンがなくても、運である程度はいけると思うので…。まあ、シエスタでも、ルイズでも、はたまたネギ子でも、元の世界のまだ見ぬ女の子でもラストで春が来たらなあ。まあ、物語中にくっつくのも大歓迎です。
2009-10-26 Mon 07:54 | URL | 凡士 #.eQIPYcs[ 内容変更]
感想で~す。
おめでとうダンケ、君は新たに狂気の殺人鬼の称号を獲得しましたよ。(オイ)
相変わらずダンケの言葉のキャッチボールは成立しないですね~。何も知らないで見ればダンケはシエスタを助けに来たヒーローですが、実際は偶然によって出来た結果(笑)
さてダンケよ、君は今度は誰に誤解をさせ、されていくんだい?
2009-10-26 Mon 10:22 | URL | ベリウス #VSnRaRv6[ 内容変更]
ドイツ、なんて恐いとこなんだ(笑)
お待ちしていました。
ダンケ、君の言葉の少なさは何て神がかっているんだ。
まるっきり勘違いを求めているかのようじゃないか。

>「手が……滑った」
>ワザとだと思われるのは困るので、愛想笑いなど浮かべておく。

君の表情の乏しさを今一度自覚しろぉぉぉぉぉぉ!!

>「こっちの方が……似合っている」

だから言葉数の少なさを自覚しろぉぉぉぉぉぉぉ!!

けどそんなダンケが嫌いなワケじゃないんだからね!!(笑)

あ、今回の件、ルイズどう思うんだろう?
できればルイズとは仲睦まじくいて欲しいなぁ。
次も楽しみにしています。
2009-10-26 Mon 15:38 | URL | YY #mQop/nM.[ 内容変更]
No title
 初めて感想を書かせて頂きます。
 相変わらず、他の人が持つダンケの印象は千差万別で面白いですねw
 しかも、どの立場から見てもしっかり話になるのはスゲェです。
2009-10-27 Tue 17:27 | URL | シリエトク #8Z8eJPhQ[ 内容変更]
No title
かっこいい、ただひたすらに。これは帰ったらマルトーのオヤッサンとパーチーだな!

どうでもいいが何故か今回印象に残った部分。ハイライトリール的な。

むぎゅってなるアレ。訳が分からず硬直するオレ

…韻を踏んでいる…だと。……どうでもいいなら発言は慎むべきだったか。
更新お疲れ@ありがとうございます。
2009-10-27 Tue 19:41 | URL | kt #-[ 内容変更]
いやはやwww
 感想は一言、面白かったですw
久々に小説で爆笑しましたww
過去にもこの作品を読んでいたので期待をしていたのですが、
良い意味で大幅に裏切られましたww
 主の発想がすばらしいです!
自分にあったペースでいいのでこの作品を続けてもらえるとうれしいです!
2009-10-30 Fri 21:02 | URL | #-[ 内容変更]
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